第 605 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成28年10月9日
兼題:なし

No.  俳          句 作  者 選          者
605-01 桃甘き故に食ふなと担当医 中ちゃん 4 太津治・こひつじ・ヤチ代・越冬こあら
605-02 変わりゆく心の襞と菊人形 -
605-03 仏似の石を拾いて秋の山 鶴子 5 流・中ちゃん・クリトン・こひつじ・未貴
605-04 今や雨今や木の実か時雨る庭 太津治 1 中ちゃん
605-05 秋の空最も似合ふ飛行船 ヤチ代 1 泥亀
605-06 お抹茶の熱き二杯目太閤忌 鶴子 1 中ちゃん
605-07 曲間のスクラッチ音秋愁 太津治 1
605-08 雁渡し愚痴も小言も京訛り 越冬こあら 5 流・太津治・こひつじ・ヤチ代・亜紀
605-09 夕霧のぶつきら棒な湖畔かな -
605-10 角切りてさっぱり顔の鹿駆ける 3 泥亀・中ちゃん・クリトン
605-11 団栗を蹴飛ばし帰る男の子 -
605-12 毛筆の店の名前に秋の文字 -
605-13 酢がツンとせぬコツありぬ菊なます こひつじ 2 中ちゃん・ヤチ代
605-14 石段を登つて降りて十三夜 亜紀 2 クリトン・太津治
605-15 音楽堂出てどんぐりは全音符 未貴 1 越冬こあら
605-16 外したる眼鏡にも影夜長の灯 未貴 2 流・鶴子
605-17 鍋のまま煮つけ頬張る寒露哉 太津治 1 ヤチ代
605-18 鶏頭を剪りて仏花に加えけり クリトン 3 まぐのりあ・亜紀・越冬こあら
605-19 東海の西日ながなが在祭 まぐのりあ 1
605-20 木の実食ぶ栗鼠を追ふ子の輝く目 -
605-21 分銅に動く目盛や鵙日和 亜紀 2 まぐのりあ・未貴
605-22 港から丘へ流れる鰯雲 未貴 1 泥亀
605-23 産地から珍しき名の林檎来る -
605-24 受賞菊作者の眉の長きこと 4 太津治・まぐのりあ・未貴・越冬こあら
605-25 新酒下げ快気を祝ひくれし友 中ちゃん 2 クリトン・こひつじ
605-26 木の実落つ虫の棲家となりにけり -
605-27 小さき葉のプチ盆栽や初紅葉 -
605-28 爽やかに茶筅を振りぬ幻住庵 -
605-29 黒板に消し残しあり後の月 亜紀 4 クリトン・まぐのりあ・未貴・越冬こあら
605-30 石蹴りの石の飛び込む赤まんま ヤチ代 2 泥亀・亜紀
605-31 退院やもう小鳥ゐし街並木 中ちゃん 3 太津治・こひつじ・鶴子
605-32 懐メロをラジオで聞きし夜長かな -
605-33 新酒酌む富士の高さに乾杯す まぐのりあ 3 ヤチ代・鶴子・亜紀
605-34 軽井沢駅のホームのそぞろ寒 2 泥亀・鶴子
605-35 剣舞の光を帯びて枯れ尾花 まぐのりあ 2 未貴・亜紀
605-36 厨より鼻唄漏れて秋の朝 越冬こあら 2 まぐのりあ・鶴子
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