第 606 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成28年10月23日
兼題・・・「野菊」、「色鳥」、「仏」。「仏」は無季兼題です。

No.  俳          句 作  者 選          者
606-01 仏壇の無き家にをり曼珠沙華 ヤチ代 5 中ちゃん・こひつじ・越冬こあら・亜紀・未貴
606-02 好き嫌い言ひて花びら抜く野菊 -
606-03 白雨過ぎ濡れて重たき野菊摘む まぐのりあ 1 鶴子
606-04 色鳥やキャリーバッグの五人連れ 越冬こあら 4 中ちゃん・こひつじ・太津治・ヤチ代
606-05 天高し大きく御座(おは)す大仏様 鶴子 1
606-06 自転車の練習する子野菊道 -
606-07 かたまりて笑みの零るる野菊かな 鶴子 1 太津治
606-08 色鳥や讃仏の声あふれしむ 泥亀 2 流・まぐのりあ
606-09 開きたる仏の眼(まなこ)秋澄めり 亜紀 2 泥亀・クリトン
606-10 クレパスの60色と色鳥と ヤチ代 1 亜紀
606-11 色取のひとつこぼれて小枝へと -
606-12 色鳥や庭に水差し置いてやり クリトン 3 流・中ちゃん・鶴子
606-13 とりどり野菊束ねて良き匂ひ -
606-14 五十分バス待つはめに野菊濃し 中ちゃん 4 流・こひつじ・ヤチ代・越冬こあら
606-15 達磨忌の指になじまぬ仏具かな まぐのりあ 1 越冬こあら
606-16 静けさに能登の野菊の揺れやまず 泥亀 3 こひつじ・亜紀・未貴
606-17 羅漢像並ぶ参道紅葉かな クリトン 1 泥亀
606-18 野菊撮る純文学へズームして 未貴 1 鶴子
606-19 色鳥の訪(おとな)いうれし空き家街 2 中ちゃん・クリトン
606-20 ありの実で梨の礫を詫ぶ仏間 -
606-21 色鳥や飛びて音無き御用邸 -
606-22 仏の眼いと恐ろしき秋の声 -
606-23 包むは死放つは慈悲か仏手柑 未貴 2 ヤチ代・まぐのりあ
606-24 行く秋や仏頂面の風見鶏 -
606-25 秋の陽や仏間障子に猫の影 7 中ちゃん・太津治・ヤチ代・越冬こあら・まぐのりあ・クリトン・鶴子
606-26 色鳥や記念写真に大泣きし -
606-27 秋の宵画仙紙に描く半跏仏 越冬こあら 1 泥亀
606-28 隠れ咲く資材置き場の野菊かな 3 泥亀・まぐのりあ・未貴
606-29 同窓の女子ばかりなり色鳥来 亜紀 1 太津治
606-30 色鳥やカメラに写りピラカンサス -
606-31 駅裏の喫煙所にも野菊の香 越冬こあら 1 クリトン
606-32 大叔母は仏蘭西帰り秋の風 太津治 3 越冬こあら・亜紀・未貴
606-33 野菊咲く彼は冷たき墓の下 -
606-34 ぶら下がるてるてる坊主色鳥来 未貴 1 ヤチ代
606-35 み仏は暗きにおはす寺の秋 中ちゃん 8 流・泥亀・こひつじ・太津治・クリトン・亜紀・未貴・鶴子
606-36 口漱ぎ寺の仏師の松手入れ 泥亀 1 まぐのりあ
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