第 607 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成28年11月6日
兼題:なし

No.  俳          句 作  者 選          者
607-01 細かくて読めぬ説明文や秋 こひつじ 1 亜紀
607-02 朝寒の絞り出したる「おはよう」と -
607-03 枕木は歩道となりて散紅葉 亜紀 4 クリトン・越冬こあら・中ちゃん・未貴
607-04 胸郭を張る雄鶏や冬隣 太津治 4 ヤチ代・鶴子・越冬こあら・中ちゃん
607-05 今朝の冬お稲荷さんと立ち話 太津治 4 流・鶴子・越冬こあら・未貴
607-06 凩に出ですぐに乗る愛車かな -
607-07 手紙まだ封されぬまま霜月夜 未貴 5 太津治・ヤチ代・亜紀・こひつじ・鶴子
607-08 満々と張らるる花器の水澄めり -
607-09 町名の境目に立つ秋の果 亜紀 2 流・越冬こあら
607-10 パン生地と今日の句寝かす秋夕焼 未貴 3 ヤチ代・こひつじ・中ちゃん
607-11 遠富士や初冠雪の菊の宿 まぐのりあ 1 鶴子
607-12 蓮骨や沼に映りし動かざる 鶴子 1 泥亀
607-13 流木の行きて戻らぬ十一月 泥亀 3 亜紀・まぐのりあ・未貴
607-14 碑(いしぶみ)の思ひおもひや秋深む -
607-15 渋き色好んで纏ふ秋の蝶 クリトン 1 太津治
607-16 立冬やここにも自動販売機 越冬こあら 3 亜紀・鶴子・中ちゃん
607-17 菩薩像なべて柳眉の小夜時雨 まぐのりあ 3 太津治・越冬こあら・中ちゃん
607-18 長き夜の絡まつてゐる玉結び こひつじ 3 太津治・泥亀・ヤチ代
607-19 建てつけのわろき古寺今朝の冬 まぐのりあ 3 流・クリトン・未貴
607-20 茶の花の為に天あり夢のあり -
607-21 背番号は欠番となり秋惜しむ 亜紀 2 こひつじ・まぐのりあ
607-22 ポケモンを探し彷徨ふ大花野 ヤチ代 2 こひつじ・まぐのりあ
607-23 冬鳥の置き去る岩場魚の骨 -
607-24 深秋の寸胴鍋を滾らせる ヤチ代 1 泥亀
607-25 木枯しや壁に露わな竹小舞(たけこまい) 1 泥亀
607-26 木枯しの夜自販機で買う珈琲 -
607-27 新米の叱られて知る水加減 太津治 2 ヤチ代・亜紀
607-28 草の実や畦道走る子等の声 クリトン 1
607-29 堅いもの商う街に冬来る 越冬こあら 1 まぐのりあ
607-30 紅葉散る名もなき寺の曲り屋根 中ちゃん 3 クリトン・こひつじ・未貴
607-31 居合せて一言交はす紅葉山 未貴 2 クリトン・まぐのりあ
607-32 秋惜む有給取得奨励日 -
607-33 外来といふ花なれど泡立草 -
607-34 しぐるるや漁村しづかに湿りたる 中ちゃん 1 太津治
607-35 冬空に赤味残れり家路ゆく 2 泥亀・クリトン
607-36 ひつじ田に烏降りきて一休み クリトン 1
[本サイトのテキスト・画像等の無断複製使用は禁止]