第 608 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成28年11月20日
兼題・・・「浅漬」、「蓮根掘る」、「手紙」。「手紙」は無季兼題です。

No.  俳          句 作  者 選          者
608-01 蓮根堀る泥まみれなり嫁の顔 鶴子 1 クリトン
608-02 泥水の輝いてゐる蓮根堀 泥亀 3 こひつじ・ヤチ代・未貴
608-03 蓮根掘る人右に見て自転車で -
608-04 浅漬や朝かろやかに始まれり 未貴 3 流・こひつじ・ヤチ代
608-05 蓮掘に騒がし過ぎるレポーター ヤチ代 1 鶴子
608-06 留守番の卓袱台に置く手紙かな -
608-07 蓮根掘るゴム手袋をたくし上げ -
608-08 反抗と諦念並び蓮根掘る 越冬こあら 1 泥亀
608-09 浅漬けと大和魂腹に入れ -
608-10 赤い実の絵手紙届く十一月 鶴子 2 越冬こあら・亜紀
608-11 山茶花の絵手紙くれし人は今 クリトン 4 越冬こあら・未貴・亜紀・鶴子
608-12 冬の夜の夜の底で書く手紙かな -
608-13 浅漬けや「昭和」と書いて一思案 -
608-14 平凡な朝餉なれどもべったら漬け 鶴子 2 泥亀・ヤチ代
608-15 蓮根掘る田に昼飯と告げに行く 1 中ちゃん
608-16 お見舞の手紙を添えて歳暮着く 中ちゃん 1 クリトン
608-17 蓮根掘る額の泥が乾きけり こひつじ 1 クリトン
608-18 取り立てのひげの蓮根絵手紙に 泥亀 1 未貴
608-19 浅漬や湖国は水の旨き国 泥亀 7 流・こひつじ・ヤチ代・越冬こあら・未貴・亜紀・鶴子
608-20 浅漬の歯応え残す塩加減 こひつじ 3 流・泥亀・越冬こあら
608-21 泥沼に足捕られつつ蓮根掘る -
608-22 箪笥から手紙束出す冬座敷 越冬こあら 5 流・中ちゃん・こひつじ・鶴子・クリトン
608-23 絵手紙の切手を舐めて貼る小春 ヤチ代 2 流・越冬こあら
608-24 浅漬や一人の朝餉音たてて -
608-25 添へられし手紙は滋養冬林檎 未貴 2 中ちゃん・亜紀
608-26 浅漬で一気に喰らふ釜の飯 亜紀 1 クリトン
608-27 浅漬は我が家の味と自慢して クリトン 2 泥亀・ヤチ代
608-28 泥といふ抜き差しならぬ蓮根掘 未貴 1 泥亀
608-29 立ったまま読みし手紙よ冬ぬくし こひつじ 1 中ちゃん
608-30 浅漬を褒めたる人にワイン酌む ヤチ代 5 中ちゃん・こひつじ・未貴・亜紀・鶴子
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