第 609 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成28年12月4日
兼題:なし

No.  俳          句 作  者 選          者
609-01 黄落の只中ショパン円舞曲 未貴 3 こひつじ・クリトン・亜紀
609-02 世相とは少しづつずれ干大根 泥亀 2 まぐのりあ・未貴
609-03 走る子や山茶花の散る通学路 クリトン 2 流・鶴子
609-04 黄落の降り積もりたる軽さかな こひつじ 2 泥亀・鶴子
609-05 絨毯に猫丸まりて老いの部屋 まぐのりあ 1 鶴子
609-06 鶴鳴くや風邪をひいたる声に似て 中ちゃん 2 流・こひつじ
609-07 別嬪の色とりどりや冬帽子 -
609-08 ブロツコリ畑の青さ陽の匂い -
609-09 外套を脱げば荷物になりにけり こひつじ 4 まぐのりあ・クリトン・ヤチ代・越冬こあら
609-10 冬館モノクロ似合ふ自撮り棒 -
609-11 転がりしボールの消ゆる大枯野 亜紀 1 泥亀
609-12 街の色赤と緑の十二月 ヤチ代 1 中ちゃん
609-13 神農祭首振る虎の睨みをり -
609-14 冬空に置き忘れたりアドバルン 泥亀 3 流・未貴・鶴子
609-15 小春日のあぜ道ゆるり試歩の人 鶴子 1 まぐのりあ
609-16 朝の霜物干し竿を煌めかす ヤチ代 1 中ちゃん
609-17 捕はれのふくろふの首半回転 中ちゃん 2 亜紀・未貴
609-18 風寒し皆俯きて歩く街 1 泥亀
609-19 冬木の実朱いよいよ濃く夕まぐれ -
609-20 まず指が触れる眼鏡の蔓寒し 越冬こあら 4 こひつじ・まぐのりあ・ヤチ代・未貴
609-21 初雪や喪中はがきの舞ひ込みし 未貴 1 越冬こあら
609-22 白菜を達磨のごとく重ねけり こひつじ 4 中ちゃん・まぐのりあ・クリトン・ヤチ代
609-23 筋肉を鍛へてをれば冬の鵙 -
609-24 おのが影一つ加へし冬鴎 泥亀 3 流・クリトン・亜紀
609-25 葱鮪鍋結局猫と私だけ -
609-26 冬霞晴れてそこには宮の池 中ちゃん 1 泥亀
609-27 短日の脚立を畳む音響く ヤチ代 4 流・こひつじ・亜紀・越冬こあら
609-28 水に透く輪切り野菜や風邪心地 未貴 1 越冬こあら
609-29 日記買う店の親父の眉白し 3 中ちゃん・ヤチ代・鶴子
609-30 最終の挨拶添えて賀状書く 1 クリトン
609-31 一席の落語聴き終へ大根炊く 亜紀 5 泥亀・中ちゃん・こひつじ・ヤチ代・未貴
609-32 十二月道を知らないもの同志 越冬こあら 1 亜紀
609-33 十二月十億円の宝くじ クリトン 1 越冬こあら
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