第 627 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成29年8月13日
兼題:なし

No.  俳          句 作  者 選          者
627-01 台風を避けて内海探査船 -
627-02 すがすがし「おはようさん」と秋の朝 -
627-03 暑き女子高生の声甲子園 -
627-04 坊様に少しはずみし盆参り クリトン 1 まぐのりあ
627-05 ミサイルの話を聞きつ原爆忌 クリトン 1 泥亀
627-06 行きずりの郷の挨拶涼新た 未貴 1
627-07 秋暁の小雨にゆれる此の葉かな -
627-08 朝風に木木のざわめき秋初め -
627-09 秋暑し橋の向こうに霊柩車 越冬こあら 2 まぐのりあ・鶴子
627-10 八月を灯す火のあり忘るるな 亜紀 2 中ちゃん・こひつじ
627-11 蜥蜴這ふ御巣鷹山の慰霊の碑 -
627-12 白地着てやはり祖母似と言はれたり 樽金 5 中ちゃん・泥亀・ヤチ代・越冬こあら・鶴子
627-13 山道の空から香る葛の花 ヤチ代 3 流・未貴・亜紀
627-14 手花火の火を妹に分けにけり こひつじ 5 流・樽金・ヤチ代・クリトン・鶴子
627-15 比叡の水引きて日吉の土用かな -
627-16 梨剥くやさはさは水の音たてて 未貴 1 クリトン
627-17 母在らばレシピ無くとも盆三日 まぐのりあ 2 中ちゃん・こひつじ
627-18 大根蒔く世間益々遠くなり 5 樽金・ヤチ代・未貴・亜紀・越冬こあら
627-19 縁側に並びて食べし西瓜かな ヤチ代 2 中ちゃん・こひつじ
627-20 江戸時代を知る朝顔の色かたち こひつじ 2 泥亀・亜紀
627-21 鉄板を弾く水滴夏終る 亜紀 2 中ちゃん・未貴
627-22 嘘つきの国や台風ゲリラ雨 -
627-23 みづうみの光るさざ波今朝の秋 亜紀 2 樽金・未貴
627-24 目と鼻と舌で味わう新豆腐 こひつじ 1 クリトン
627-25 遠雷や世話する人の見上ぐ空 クリトン 3 流・ヤチ代・越冬こあら
627-26 かなかなよ南無帰依僧と唱えよや まぐのりあ 1 鶴子
627-27 おもむろに鯉の反転秋に入る 未貴 3 樽金・亜紀・まぐのりあ
627-28 終戦日伏せられ並ぶ洗面器 越冬こあら 1 まぐのりあ
627-29 ともがらと蜻蛉群れ飛ぶ日暮れかな -
627-30 殉教の像もろともに夕焼くる 泥亀 2 樽金・亜紀
627-31 新涼や散歩の犬の得意顔 樽金 2 流・越冬こあら
627-32 わたしにも茶柱立つた今朝の秋 -
627-33 図鑑読む子らまつただ中の夏休み 中ちゃん 4 泥亀・ヤチ代・クリトン・鶴子
627-34 盆支度分からぬことは猫に聞き 1 まぐのりあ
627-35 勝ち負けの両者に夏の終りけり ヤチ代 3 泥亀・こひつじ・クリトン
627-36 潮目読む父の眼に棲む鰯 泥亀 3 こひつじ・未貴・越冬こあら
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