第 626 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成29年7月30日
兼題:「晩夏」、「冷麦」、「下」 ※「下」は無季兼題

No.  俳          句 作  者 選          者
626-01 大小の晩夏をきざむ潮だまり 未貴 2 まぐのりあ・泥亀
626-02 宴会の下見のはずの生ビール こひつじ 3 中ちゃん・越冬こあら・クリトン
626-03 冷麦と麦酒で終へし夜一人 -
626-04 峠越え車窓過ぎ行く晩夏かな -
626-05 校正を終えて冷麦食うてをり 2 こひつじ・鶴子
626-06 露天風呂海とつながる晩夏かな 亜紀 2 鶴子・クリトン
626-07 子の消へし晩夏の村に星光る -
626-08 車椅子神楽坂下蝉時雨 越冬こあら 4 流・中ちゃん・こひつじ・未貴
626-09 足下の砂の湿りや夏帽子 亜紀 3 樽金・まぐのりあ・鶴子
626-10 冷麦や病ひの箸の重たかり こひつじ 5 樽金・まぐのりあ・越冬こあら・亜紀・鶴子
626-11 球場の土掻き集む晩夏光 樽金 1 クリトン
626-12 冷麦のおもてなし也母を恋ふ -
626-13 共謀罪老いゆく億の晩夏かな -
626-14 キルト縫ふメタルシンブル晩夏光 -
626-15 晩夏光家族で話合う移住 越冬こあら 2 中ちゃん・鶴子
626-16 生垣の陰あいまいに晩夏光 中ちゃん 2 ヤチ代・泥亀
626-17 人の目の転がつてゐる炎天下 -
626-18 女子高の二人がすする冷し麦 -
626-19 冷麦や故郷の風が吹き抜ける 樽金 2 未貴・クリトン
626-20 若き医師御机下と書きぬ夏の果 -
626-21 冷麦の緑は夫に赤は吾 ヤチ代 1 中ちゃん
626-22 無縁塚鉄扉の錆びゆく晩夏かな まぐのりあ 2 流・ヤチ代
626-23 冷麦や雲水唱和五観の偈 まぐのりあ 2 流・越冬こあら
626-24 下書きの薄く残りて夏見舞 まぐのりあ 6 ヤチ代・樽金・こひつじ・越冬こあら・未貴・クリトン
626-25 橋下に夕涼みかな一番星 -
626-26 磴のぼる僧の涼しき下駄の音 未貴 3 流・亜紀・泥亀
626-27 ソーメンのうねる大皿出されけり 中ちゃん 1 ヤチ代
626-28 階下から猫顔を出す夏休み 4 樽金・まぐのりあ・越冬こあら・亜紀
626-29 かき氷のみ下しつつ恋談義 -
626-30 迎へなき到着ロビーの晩夏かな こひつじ 3 まぐのりあ・亜紀・泥亀
626-31 冷麦の場合我が家は胡座かく 越冬こあら 3 中ちゃん・こひつじ・未貴
626-32 冷麦や喉越しに選る旅の昼 -
626-33 夏季講座答を隠す色下敷 ヤチ代 1
626-34 学校の廊下軋むや夏の夜 クリトン 5 ヤチ代・こひつじ・亜紀・泥亀・未貴
626-35 橋くぐる小鳥の群れや夏の末 -
626-36 冷麦や海よりの風たつぷりと 亜紀 1 樽金
[本サイトのテキスト・画像等の無断複製使用は禁止]