第 711 回 Q L D 句 会 録

開句日:令和2年11月1日
兼題:なし

No.  俳          句 作  者 選          者
711-01 笛を吹く車掌の背にも十三夜 クリトン 3 らくだ・こひつじ・越冬こあら
711-02 野仏の湯呑み欠けをり冬はじめ まぐのりあ 5 ヤチ代・順之介・らくだ・こひつじ・クリトン
711-03 読了の本を積み上げ秋惜しむ 亜紀 3 順之介・らくだ・泥亀
711-04 肌寒やブラックティーとレモンティー -
711-05 月光が操る夜の時間軸 越冬こあら 5 順之介・らくだ・ゐてふ・未貴・まぐのりあ
711-06 落丁に気づかぬ句集十三夜 らくだ 2 野木編・越冬こあら
711-07 華厳の滝の正面に立ち無言 -
711-08 御手玉に鈴入れて縫ふ菊日和 ヤチ代 4 らくだ・クリトン・亜紀・越冬こあら
711-09 回覧板手に立話夜長かな -
711-10 燈明の闇の深まる冬すみれ -
711-11 秋の蚊を親の仇のごとく討つ -
711-12 文化の日代々木公園の肌色 ゐてふ 1 順之介
711-13 銀杏散る嬰はくるまれ宮参り 順之介 2 ヤチ代・こひつじ
711-14 端渓の墨池に映ゆる後の月 野木編 1 ゐてふ
711-15 白粉が咲いて重たきエコバック ヤチ代 1 亜紀
711-16 思ひ出は涸るることなし木の実独楽 未貴 2 クリトン・ゐてふ
711-17 朝霧へだいだらぼっち帰りゆく らくだ 1 野木編
711-18 電球を入れて繕ふ夜長かな こひつじ 2 野木編・泥亀
711-19 ひとつずつ光を抱き帰り花 -
711-20 林檎園友の笑顔に会ひに来し -
711-21 秋時雨への字への字の屋根瓦 越冬こあら 4 こひつじ・野木編・亜紀・未貴
711-22 青い茎残して揺るる枯れすすき クリトン 3 こひつじ・泥亀・まぐのりあ
711-23 秋の夜お玉が眠るお玉立て 越冬こあら 4 ヤチ代・順之介・ゐてふ・未貴
711-24 葱香る雑念はらふ小口切り 未貴 1 まぐのりあ
711-25 朝寒や着信音のマーチ鳴る 野木編 1 泥亀
711-26 密柑山真中(まなか)を通る新東名 まぐのりあ 1 未貴
711-27 冬の湖張り詰めている舫い船 -
711-28 ロゼの香をひそかに吐ける秋薔薇 未貴 2 ヤチ代・亜紀
711-29 天然石のテーブルと椅子小鳥来る 亜紀 1 まぐのりあ
711-30 鳥渡るUターン禁止の一本道 -
711-31 掃いたぶん降らせて欅冬支度 らくだ 1 クリトン
711-32 子供椅子外す段取り秋惜しむ ゐてふ 2 ヤチ代・越冬こあら
711-33 マイペースくづさぬ男唐辛子 亜紀 1 泥亀
711-34 換気扇点けっ放しの朝寒し -
711-35 猫を呼ぶ声も聴こえて松手入 順之介 4 野木編・亜紀・越冬こあら・未貴
711-36 最澄の歩みし径や冬菫 泥亀 3 クリトン・ゐてふ・まぐのりあ
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