第 710 回 Q L D 句 会 録

開句日:令和2年10月18日
兼題:「刈田」、「柚子」、「平」 ※「平」は無季兼題

No.  俳          句 作  者 選          者
710-01 夕さりの刈田の向こふ住居跡 -
710-02 堤防に突き当たるまで刈田道 未貴 2 野木編・ゐてふ
710-03 柚子の香に食の進みし今宵かな -
710-04 豪快に笑ふつぶらな柚子の照り -
710-05 平地から緩き斜面へ天の川 順之介 1 まぐのりあ
710-06 晴れ晴れと刈田を渡るウィリアム・テル ゐてふ 1 泥亀
710-07 ラジコンの飛行機飛ばす刈田原 ヤチ代 1 泥亀
710-08 食べ終へて秋刀魚の骨の真っ平 こひつじ 5 亜紀・ヤチ代・らくだ・ゐてふ・越冬こあら
710-09 鯖雲の宙を支える地平線 泥亀 2 ヤチ代・順之介
710-10 刃先より出づる柚子の香厨人 ヤチ代 3 亜紀・野木編・クリトン
710-11 ONとOFF切替へてゐる刈田道 -
710-12 柚子搾る指永遠を誓った日 越冬こあら 1 クリトン
710-13 平熱を静かにひたす秋の水 らくだ 5 ゐてふ・こひつじ・順之介・越冬こあら・未貴
710-14 たつぷりの水や柚子の実ひとつづつ 亜紀 2 まぐのりあ・未貴
710-15 刈田道線路の響き遠ざかる -
710-16 蓮の実の飛んで平成通りかな 亜紀 2 まぐのりあ・泥亀
710-17 柚子刻む煮物焼き物お吸い物 野木編 2 ヤチ代・らくだ
710-18 木守柚子郵便配達きて去りぬ 順之介 3 こひつじ・越冬こあら・未貴
710-19 「ご自由にお持ちください」籠に柚子 こひつじ 2 順之介・クリトン
710-20 ものわすれ関東平野秋の雨 越冬こあら 1 泥亀
710-21 刈田原マスク外さにゃ茶は飲めぬ 越冬こあら 1 順之介
710-22 開くなり柚子の香あふれ自動ドア らくだ 1 まぐのりあ
710-23 村相撲扁平足の土俵入り 野木編 6 亜紀・ヤチ代・ゐてふ・こひつじ・順之介・越冬こあら
710-24 羽根まくら平たくなりて寒露かな ゐてふ 3 野木編・こひつじ・越冬こあら
710-25 平積みのガイドブックの寺紅葉 まぐのりあ 2 野木編・こひつじ
710-26 ゆく秋や海も墓域も水平に 未貴 1 亜紀
710-27 日暮れ時雀の遊ぶ刈田かな -
710-28 父と子のサッカー教室刈田原 野木編 1 クリトン
710-29 竹笊に葉つきも混じる柚子貰ふ まぐのりあ 4 ヤチ代・らくだ・泥亀・未貴
710-30 平坦な道で見上げる初紅葉 -
710-31 俎板に夕べの柚子の香りをり ゐてふ 1 亜紀
710-32 子も犬も場を許されし刈田かな こひつじ 3 まぐのりあ・未貴・クリトン
710-33 柚子青くフェンスはみ出す街の空 未貴 2 らくだ・ゐてふ
710-34 刈田道行けば遠くに富士ひとつ 亜紀 1 らくだ
710-35 平和祭ジャングルジムと水飲み場 -
710-36 躊躇なく刈田突っ切る小学生 らくだ 1 野木編
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