第 709 回 Q L D 句 会 録

開句日:令和2年10月4日
兼題:なし

No.  俳          句 作  者 選          者
709-01 秋なれどこの急坂の辛さかな クリトン 2 泥亀・越冬こあら
709-02 突然の友の訃報や金木犀 亜紀 1 クリトン
709-03 肌寒や変えられるものれないもの 越冬こあら 2 らくだ・こひつじ
709-04 マスカット一粒惑星のごと手に -
709-05 龍角散のど飴なめて居待月 らくだ 2 泥亀・越冬こあら
709-06 匂いたつアングル定め水蜜桃 -
709-07 お話は承知しました赤とんぼ 越冬こあら 2 ヤチ代・ゐてふ
709-08 天高し夫を跨ぐ妻となり こひつじ 3 ヤチ代・らくだ・まぐのりあ
709-09 嘘ひとつふたつ混ざりし唐辛子 らくだ 3 ヤチ代・野木編・越冬こあら
709-10 筋トレの長続きせぬ夜長かな 野木編 1 順之介
709-11 十月のヘプバーンカット似合ふ街 まぐのりあ 1 亜紀
709-12 秋灯や我がペンだこにある歴史 こひつじ 3 らくだ・未貴・クリトン
709-13 満月の縁側二人寄り添ふて -
709-14 映画終え道迷ひたり星月夜 野木編 2 順之介・泥亀
709-15 余生はほ生きる自負有り草の花 -
709-16 身にしむや野口英世の母の文 -
709-17 六車線道路横断良夜かな 越冬こあら 1 こひつじ
709-18 緋色とは忽然と咲く曼珠沙華 -
709-19 受診日や初冠雪の富士を背に まぐのりあ 2 ゐてふ・未貴
709-20 記憶にも源流のあり梨をむく 未貴 4 らくだ・まぐのりあ・こひつじ・亜紀
709-21 脇息の置かるる座敷秋の暮 ヤチ代 2 まぐのりあ・クリトン
709-22 秋蝉の崩れて還る土壌圏 順之介 3 ゐてふ・まぐのりあ・こひつじ
709-23 川原から世界平和へ芋煮会 ゐてふ 5 順之介・泥亀・野木編・こひつじ・越冬こあら
709-24 秋の日や頬紅まるく入れて笑み 順之介 1 未貴
709-25 秋麗の砲台跡で宙を撃つ -
709-26 ちゅんちゅんと風を往なして稲雀 ヤチ代 1 野木編
709-27 くちびるを潤してゐる夜長かな -
709-28 だんだんと癒ゆる深爪唐辛子 亜紀 3 ヤチ代・順之介・まぐのりあ
709-29 ひとむらのコスモス夜半の話し声 順之介 3 泥亀・亜紀・クリトン
709-30 名月の欠くるをただ眺む若さ -
709-31 七五三ポスターが早や町角に -
709-32 コスモスの揺れて急行列車過ぐ ヤチ代 4 ゐてふ・亜紀・未貴・クリトン
709-33 コロナ禍の回転木馬そぞろ寒 泥亀 2 ゐてふ・越冬こあら
709-34 長き夜に落とせし画鋲見つからず らくだ 3 ヤチ代・野木編・亜紀
709-35 木犀の香を報せたき人のゐて ゐてふ 4 順之介・らくだ・野木編・未貴
709-36 名月やネコバス過(よぎ)る稲荷前 -
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