第 708 回 Q L D 句 会 録

開句日:令和2年9月20日
兼題:「無月」、「秋鯖」、「水」 ※「水」は無季兼題

No.  俳          句 作  者 選          者
708-01 秋鯖や素揚げ野菜を散りばめて 順之介 4 ヤチ代・こひつじ・野木編・ゐてふ
708-02 口ずさむ童謡途切れ無月かな まぐのりあ 3 野木編・順之介・鶴子
708-03 水面にゆるりとおりて鴨来る -
708-04 猫見張り秋鯖干すや書斎窓 -
708-05 不確かな御時世ひと日秋晴る まぐのりあ 1 泥亀
708-06 宅急便の母の癖字や糸瓜水 野木編 4 まぐのりあ・順之介・越冬こあら・鶴子
708-07 旅遠くして危機の世の無月かな 未貴 3 ヤチ代・らくだ・亜紀
708-08 塩梅良く焼かれ秋鯖の焦げ目 亜紀 1 未貴
708-09 梅花藻やふるさとは水清き街 泥亀 4 ヤチ代・亜紀・越冬こあら・クリトン
708-10 胡麻叩く水戸黄門の曲に乗り こひつじ 2 野木編・未貴
708-11 水曜はひとり映画をみる九月 順之介 1 ゐてふ
708-12 草らしき芽にも水やる子規忌かな 未貴 4 らくだ・亜紀・野木編・順之介
708-13 澄む水を肌にとじ込め保湿液 -
708-14 無月なる街を電車の過ぐる音 亜紀 1 泥亀
708-15 叱られた子は泣き寝入りして無月 -
708-16 秋の鯖焼くけふの日に悔いのあり 未貴 2 こひつじ・越冬こあら
708-17 秋鯖や嫁が最初に一口と -
708-18 秋鯖を握る指先のてかてか ゐてふ 1 未貴
708-19 卵二個水から茹でて虫の宵 まぐのりあ 1 越冬こあら
708-20 天窓のほのかな灯かり無月かな 鶴子 1 まぐのりあ
708-21 アマゾンのセール通知の来る無月 -
708-22 もらひ湯や無月の路に下駄の音 野木編 4 こひつじ・越冬こあら・鶴子・クリトン
708-23 影消えて眼は爛々と無月かな -
708-24 秋鯖の脂の焼ける匂いかな らくだ 2 泥亀・亜紀
708-25 黒白を分かちかねたる無月かな 順之介 2 未貴・クリトン
708-26 無月なる反射ベストの作業員 ヤチ代 1 こひつじ
708-27 野分あと水陸両用車がたがた ゐてふ 1 野木編
708-28 秋さばや皿も四角い男めし 越冬こあら 3 ヤチ代・らくだ・順之介
708-29 水筒を持って走る子秋深し -
708-30 秋晴や棚にずらりと保存水 亜紀 3 ヤチ代・ゐてふ・鶴子
708-31 捨てし句にひかり当てたる無月の夜 こひつじ 3 らくだ・まぐのりあ・ゐてふ
708-32 秋遠出ペットボトルに満たす水 -
708-33 秋鯖にそれぞれ進む酒と飯 ヤチ代 4 泥亀・まぐのりあ・ゐてふ・クリトン
708-34 秋鯖を旬の丹後で頂きぬ -
708-35 手際よく三枚おろし秋の鯖 -
708-36 池の水静かに揺るる無月かな -
708-37 秋鯖や専業主婦に給与なく こひつじ 3 泥亀・順之介・鶴子
708-38 浮御堂燭奉る無月かな 泥亀 5 らくだ・こひつじ・亜紀・まぐのりあ・クリトン
708-39 水引の花にひかがみ擽られ ヤチ代 1 未貴
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