第 707 回 Q L D 句 会 録

開句日:令和2年9月6日
兼題:なし

No.  俳          句 作  者 選          者
707-01 怒る日は十倍返し唐辛子 ゐてふ 2 ヤチ代・未貴
707-02 八月尽のみこむやうにパンを食ぶ -
707-03 夜食とる母はパジャマに着替へをり -
707-04 二百十日あたりさはりない話 -
707-05 秋烏便りの無きが良き便り -
707-06 繰り返す案内放送秋暑し 亜紀 2 泥亀・ヤチ代
707-07 秋の川水の石切り空(くう)を行き まぐのりあ 1 鶴子
707-08 長雨も四十度もあり今年米 -
707-09 縁側に塩と西瓜の置かれけり ヤチ代 1 クリトン
707-10 コロッケの包みを提げて秋の暮 順之介 3 亜紀・越冬こあら・こひつじ
707-11 晩酌に新酒ちょっぴりほろ酔ふて -
707-12 引き続き面会中止にて白露 らくだ 4 ヤチ代・順之介・未貴・こひつじ
707-13 夕景や煉瓦坂上赤蜻蛉 越冬こあら 2 泥亀・未貴
707-14 新涼の波にもまれる舟屋かな 泥亀 1 亜紀
707-15 連峰は涼しかろうと秋の山 -
707-16 新涼やおまめも交じる鬼ごっこ こひつじ 4 らくだ・野木編・越冬こあら・鶴子
707-17 秋日傘傾げ夢二の女かな ゐてふ 2 順之介・クリトン
707-18 梧桐の実空飛ぶボート日の匂ひ -
707-19 親展のスタンプ押され小鳥来る らくだ 3 野木編・こひつじ・鶴子
707-20 手短に暇乞いして十六夜 越冬こあら 2 ゐてふ・未貴
707-21 噺家にゆかりの市場とうがらし 未貴 3 野木編・まぐのりあ・越冬こあら
707-22 オクターブ上がる声あり虫時雨 亜紀 1 ゐてふ
707-23 梨といふ水の個体の皮を剥く こひつじ 5 泥亀・らくだ・野木編・ゐてふ・クリトン
707-24 今はなきスイカの種を飛ばす縁 クリトン 1 鶴子
707-25 秋寒し美味(びみ)な豚肉かみしめる -
707-26 歳時記の紅葉の栞高尾山 野木編 2 クリトン・越冬こあら
707-27 谷向う秋灯一つ点き始む クリトン 3 亜紀・未貴・まぐのりあ
707-28 口覆ひすれ違ふ人秋暑かな クリトン 1 順之介
707-29 新涼に筆下ろしたり千字文 野木編 2 らくだ・クリトン
707-30 月白しドールハウスのアーチ窓 亜紀 4 順之介・ゐてふ・まぐのりあ・こひつじ
707-31 ジャズ流る二百十日の喫茶店 泥亀 2 亜紀・野木編
707-32 独習に飽きて見上げるイワシ雲 -
707-33 秋暁のしづけさ破り配送車 未貴 2 泥亀・ゐてふ
707-34 見舞ひにも紅白の熨斗こぼれ萩 こひつじ 3 らくだ・まぐのりあ・越冬こあら
707-35 鉄門扉一面風船葛なり らくだ 3 亜紀・ヤチ代・こひつじ
707-36 けふの月こころの澄みしひと想ふ 未貴 1 鶴子
707-37 雑誌に挟まるる落花生の皮 ヤチ代 1 順之介
707-38 湧き間見ゆ井戸の丸さや水澄めり -
707-39 秋茄子や帯同という選択肢 越冬こあら 4 泥亀・ヤチ代・らくだ・まぐのりあ
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