第 706 回 Q L D 句 会 録

開句日:令和2年8月23日
兼題:「新豆腐」、「地蔵盆」、「出」 ※「出」は無季兼題

No.  俳          句 作  者 選          者
706-01 東京の子の白き手や地蔵盆 野木編 3 らくだ・越冬こあら・こひつじ
706-02 地蔵盆子らに人気の手品かな 泥亀 1 鶴子
706-03 青磁器に切り口揃ふ新豆腐 まぐのりあ 5 らくだ・順之介・ゐてふ・越冬こあら・クリトン
706-04 若え衆の剃り込み青し地蔵盆 -
706-05 新豆腐つまらんことで口喧嘩 越冬こあら 4 ヤチ代・亜紀・未貴・泥亀
706-06 ゆるやかな坂に旗たつ地蔵盆 未貴 3 らくだ・ヤチ代・こひつじ
706-07 新豆腐やお伽絵皿にやはらかく -
706-08 質問の答え出て来ぬつくつくし 亜紀 2 ヤチ代・ゐてふ
706-09 頂きし駄菓子の湿り地蔵盆 泥亀 2 野木編・未貴
706-10 国産と木綿を曲げず新豆腐 こひつじ 2 らくだ・亜紀
706-11 夏休み帳尻合わぬ出納簿 -
706-12 有料のレジ袋には新豆腐 -
706-13 新調の箸でいただく新豆腐 らくだ 1 順之介
706-14 この土地の水を大事に新豆腐 亜紀 1 クリトン
706-15 底紅や出掛ける先は限られて らくだ 3 ヤチ代・野木編・越冬こあら
706-16 宿題は手つかずのまま地蔵盆 ゐてふ 3 らくだ・こひつじ・クリトン
706-17 けがれなき昔はるかな地蔵盆 らくだ 1 泥亀
706-18 出囃子にかき消されける秋の蝉 ゐてふ 1 野木編
706-19 地蔵盆世話役は皆年老いて クリトン 1 ゐてふ
706-20 出品の絵画展場秋日和 -
706-21 青春を刻んだ街の地蔵盆 泥亀 1 こひつじ
706-22 八月や子等の喧嘩に手を出さぬ こひつじ 3 ヤチ代・鶴子・泥亀
706-23 売り声の高さひとしお新豆腐 ゐてふ 1 まぐのりあ
706-24 地蔵盆ベートーベンの曲流れ 鶴子 1 泥亀
706-25 離乳の子早くも祖父似新豆腐 野木編 1 鶴子
706-26 初紅を差せば姉似や地蔵盆 こひつじ 4 まぐのりあ・ゐてふ・越冬こあら・クリトン
706-27 久久にくぐる暖簾や新豆腐 順之介 2 未貴・ゐてふ
706-28 秋蝉や子らは順々家を出て 越冬こあら 3 亜紀・まぐのりあ・鶴子
706-29 秋晴れや出処進退誤魔化さず -
706-30 地蔵盆ドレッドヘアの関西弁 -
706-31 前掛けの朱色鮮やか地蔵盆 -
706-32 町の子も交じりて走る地蔵盆 まぐのりあ 4 順之介・亜紀・未貴・クリトン
706-33 新豆腐川に沿ひたる獣道 -
706-34 出征兵送りし校舎夏の草 クリトン 4 順之介・野木編・こひつじ・泥亀
706-35 母の文しまつて出して盆の月 未貴 2 まぐのりあ・鶴子
706-36 ゆらゆらの足湯ののちの新豆腐 未貴 1 野木編
706-37 函館の出船入り船秋澄めり 順之介 1 まぐのりあ
706-38 出来秋や庭に自転車三輪車 ヤチ代 3 順之介・未貴・越冬こあら
706-39 世話役は幼馴染や地蔵盆 ヤチ代 1 亜紀
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