第 705 回 Q L D 句 会 録

開句日:令和2年8月9日
兼題:なし

No.  俳          句 作  者 選          者
705-01 秋立つや年ふるほどに蹙む影 ゐてふ 2 クリトン・亜紀
705-02 墓参り父の享年越しにけり こひつじ 1 順之介
705-03 赤のまま中学二年まで夜尿 こひつじ 2 順之介・未貴
705-04 地蔵会の供物の端にコカコーラ -
705-05 保母の背に隠す泣き顔チュ―リップ -
705-06 秋高しアールの付いたバルコニー -
705-07 竿竹の売り声歪む溽暑かな 野木編 1 らくだ
705-08 風の出て一途に染まる酔芙蓉 未貴 5 泥亀・亜紀・こひつじ・ゐてふ・鶴子
705-09 立秋や腹見せ眠る通い猫 まぐのりあ 1 泥亀
705-10 ビールの泡消えて言い訳始まりぬ らくだ 4 泥亀・順之介・亜紀・越冬こあら
705-11 バッテリーゼロとなりたる熱帯夜 亜紀 5 野木編・ヤチ代・こひつじ・ゐてふ・越冬こあら
705-12 ゆく夏や麹町口大聖堂 越冬こあら 2 泥亀・まぐのりあ
705-13 なにひとつ触りたくない暑さかな らくだ 2 泥亀・ゐてふ
705-14 ポシェットに嘘忍ばせて夏果てる 野木編 3 まぐのりあ・越冬こあら・未貴
705-15 秋暑しイオンモールで万歩計 -
705-16 立秋やどっこいしょっと腰を挙ぐ -
705-17 立秋や昔話の似合う風 越冬こあら 3 野木編・ヤチ代・未貴
705-18 炎天や白線眩し野球場 泥亀 1 ヤチ代
705-19 群れ蜻蛉いきなり風を押してゆく まぐのりあ 3 らくだ・ゐてふ・未貴
705-20 夕立や瀬田の擬宝珠を吹き残す 泥亀 1 鶴子
705-21 一服を送り火にして星数ふ ゐてふ 4 らくだ・まぐのりあ・亜紀・鶴子
705-22 ひらひらと何処へ帰るか秋の蝶 -
705-23 道端の軍手干からぶ極暑かな -
705-24 屈託をふつと消し去る蜻蛉かな -
705-25 秋蝶の道案内やバスガール 鶴子 3 クリトン・順之介・越冬こあら
705-26 初あらし小屋壊れて犬放し飼い 順之介 1 ゐてふ
705-27 絵手紙や向日葵の葉にケムンパス まぐのりあ 3 野木編・亜紀・越冬こあら
705-28 盆支度終へて僧侶を迎へけり -
705-29 端つこの座席が良かり星月夜 亜紀 2 ヤチ代・鶴子
705-30 東京の街をとほくに水海月 亜紀 2 らくだ・まぐのりあ
705-31 仲直りアリランうたい平和祭 -
705-32 懸垂の足裏白し雲の峰 野木編 4 ヤチ代・まぐのりあ・こひつじ・鶴子
705-33 玉虫の死しても褪せぬ艶放つ ヤチ代 2 クリトン・未貴
705-34 夜濯にホテルの小さきソープかな ヤチ代 2 らくだ・こひつじ
705-35 てんでんに月を待ちをり盆踊り -
705-36 雨漏りの修繕未だ盆休み -
705-37 立秋や今日も始発の次を待つ 順之介 3 クリトン・野木編・こひつじ
705-38 蝉のこゑ明けたる空へかくも澄む 未貴 1 野木編
705-39 秋蝉や湖のさざ波ビブラート 鶴子 2 クリトン・順之介
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