第 713 回 Q L D 句 会 録

開句日:令和2年11月29日
兼題:なし

No.  俳          句 作  者 選          者
713-01 抱き枕にも巻きつける毛布かな らくだ 2 こひつじ・順之介
713-02 廃校の昼の静寂落葉散る 泥亀 3 クリトン・らくだ・順之介
713-03 ルイボス茶地球丸ごと冬籠り 越冬こあら 1 野木編
713-04 家元の襖重たし冬座敷 野木編 4 クリトン・こひつじ・らくだ・亜紀
713-05 年の市古里で待つ母と妣のゐて -
713-06 泣きやみてやがて眠る児暖房車 順之介 1 泥亀
713-07 集中のかたち一気にセロリ食む 亜紀 2 未貴・ゐてふ
713-08 目に見えぬ敵と戦う十二月 越冬こあら 3 野木編・ゐてふ・順之介
713-09 湖は宇宙のしずく寒月光 泥亀 5 クリトン・こひつじ・らくだ・順之介・越冬こあら
713-10 玄関は警戒区域ブーツ脱ぐ -
713-11 思ひ出は後生大事に青写真 ゐてふ 3 野木編・こひつじ・まぐのりあ
713-12 冬青空脱走したくなるやうな 順之介 1 未貴
713-13 小春日や犬猫医院昼休み 越冬こあら 2 泥亀・まぐのりあ
713-14 海鼠生く進化退化を無縁とし 未貴 2 野木編・こひつじ
713-15 冬の百合ページ繰るたびほの匂ふ 未貴 1 まぐのりあ
713-16 木の葉舞ふ観覧車より永く舞ふ 未貴 1 ゐてふ
713-17 カサカサと二枚の枯れ葉駆け比べ -
713-18 着膨れてスマホ忘れの常習犯 こひつじ 3 クリトン・亜紀・越冬こあら
713-19 翁の忌中仙道を指で追ふ 野木編 2 未貴・ゐてふ
713-20 ふり向けば見渡す限り枯尾花 -
713-21 おでんなう巾着買ってのライン来る -
713-22 みかん食べ顔をしかめる口内炎 らくだ 1 泥亀
713-23 ポインセチア赤ひと色てふ総身 亜紀 3 未貴・らくだ・まぐのりあ
713-24 麓へと続く足跡山眠る まぐのりあ 3 泥亀・亜紀・越冬こあら
713-25 団欒に水差す愚痴や憂国忌 ゐてふ 1 まぐのりあ
713-26 大根を抱へすっぴん割烹着 こひつじ 2 亜紀・越冬こあら
713-27 一陣の北風通すビルの谷 -
713-28 クリームを肘まで伸ばす冬の朝 ゐてふ 5 野木編・クリトン・らくだ・亜紀・順之介
713-29 左手の手相見つむる冬の暮 亜紀 1 越冬こあら
713-30 はふはふと湯豆腐喉を通りけり -
713-31 ポイントのための買い物湯冷めして らくだ 1 泥亀
713-32 大くさめ人次々と消えてゆき クリトン 2 未貴・ゐてふ
713-33 無駄なれど暖房入れて窓開ける -
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