第 714 回 Q L D 句 会 録

開句日:令和2年12月13日
兼題:「葛湯」、「焚火」、「伸」 ※「伸」は無季兼題

No.  俳          句 作  者 選          者
714-01 愛情を傾け妻の葛湯かな 泥亀 1 順之介
714-02 眼鏡橋渡れば祖母の葛湯かな こひつじ 1 亜紀
714-03 ふしぶしの痛し葛湯をすする夜 順之介 2 ヤチ代・野木編
714-04 幸せを天へ伸ばしぬ冬木の芽 泥亀 1 らくだ
714-05 追伸は嗽手洗い風邪ひくな まぐのりあ 1 泥亀
714-06 週明けの浜のあちこち焚火跡 まぐのりあ 1 亜紀
714-07 みづうみの空の暮れたる焚火かな -
714-08 いつの間に後ろ暮れたる焚火かな 泥亀 5 亜紀・越冬こあら・こひつじ・未貴・まぐのりあ
714-09 葛湯飲みカラオケ唄う二人連れ クリトン 1 泥亀
714-10 アレクサに今日は何の日葛湯練る ヤチ代 2 ゐてふ・野木編
714-11 沖へ沖へ船首の伸びる十二月 未貴 1 泥亀
714-12 冬うらら猫伸びやかに毛繕ひ 亜紀 2 順之介・まぐのりあ
714-13 研修の欠伸を秘めるマスクかな こひつじ 1 野木編
714-14 猫屋敷執事はやもめ夕焚火 越冬こあら 2 ゐてふ・泥亀
714-15 カルデラと謂ふ神々の焚き火跡 ゐてふ 7 亜紀・らくだ・越冬こあら・クリトン・ヤチ代・順之介・未貴
714-16 おはようの手話で始まる焚火の輪 野木編 4 らくだ・クリトン・ゐてふ・まぐのりあ
714-17 駄菓子屋の焚火に集ひ悪だくみ 順之介 1 まぐのりあ
714-18 伸びし枝短く刈って十二月 -
714-19 焚火して心の雑を燃やしけり こひつじ 3 ヤチ代・野木編・未貴
714-20 追伸にセーター送ると母の文 -
714-21 断捨離の手紙の束や庭焚火 ヤチ代 2 クリトン・こひつじ
714-22 伸び代の大き頃合ひ十二月 ゐてふ 1 越冬こあら
714-23 向い合ひふうと吹きをり葛湯かな -
714-24 伸びをしてさても出られぬ毛布かな 順之介 3 こひつじ・ゐてふ・未貴
714-25 果樹園の隅で小さく焚火かな -
714-26 強がりにいささか疲れ葛湯吹く 未貴 3 クリトン・ヤチ代・順之介
714-27 葛湯にも酒の風味を二三滴 ゐてふ 1 クリトン
714-28 山頂の神社焚火と祝詞かな -
714-29 輪の中にむかし番長浜焚火 未貴 3 亜紀・らくだ・こひつじ
714-30 短日や心遣いは追伸に 越冬こあら 1 まぐのりあ
714-31 ユーミンを繰り返し聴く葛湯かな 亜紀 1 泥亀
714-32 葛湯吹く旅の終わりの法隆寺 野木編 4 らくだ・越冬こあら・順之介・こひつじ
714-33 追伸の追伸がある歳暮かな -
714-34 午後三時マスクの中の欠伸かな ヤチ代 1 越冬こあら
714-35 葛湯吹く今更そんなこと言えず 越冬こあら 3 ヤチ代・野木編・未貴
714-36 ネガティブを温めてやる葛湯かな らくだ 1 ゐてふ
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