第 715 回 Q L D 句 会 録

開句日:令和2年12月27日
兼題:なし

No.  俳          句 作  者 選          者
715-01 老親と乾杯「クリスマスお目出度う」 順之介 1 泥亀
715-02 初雪の彩白ければ哀しめり -
715-03 避雷針突き抜けてゐる冬の空 亜紀 3 こひつじ・順之介・クリトン
715-04 残業の鳥目に染むる聖樹かな ゐてふ 1 野木編
715-05 古暦外し埃を掃いけり クリトン 1 らくだ
715-06 遠山の雪を横目に速足で -
715-07 お茶室へ続く飛び石落ち椿 まぐのりあ 4 こひつじ・泥亀・クリトン・越冬こあら
715-08 狐火や人の数だけある訃報 越冬こあら 4 野木編・ゐてふ・こひつじ・未貴
715-09 高きより注ぐ紅茶よ年惜しむ 亜紀 2 野木編・まぐのりあ
715-10 梟を観に入ったまま帰り来ず 泥亀 2 順之介・まぐのりあ
715-11 干布団禰豆子のごとく眠りけり -
715-12 翔びたくてボインセチアの羽赤し 未貴 3 ヤチ代・泥亀・越冬こあら
715-13 隊員の母へ句帳とマフラーと 野木編 1 ゐてふ
715-14 祈りたる手に摘む今朝の冬菜かな 未貴 2 順之介・越冬こあら
715-15 冬服の裏地の艶の滑りかな ヤチ代 1 亜紀
715-16 師走風またも木の葉を散らしけり -
715-17 表札の文字の武骨や虎落笛 越冬こあら 5 亜紀・ゐてふ・こひつじ・未貴・クリトン
715-18 竹とんぼならいに乗りてつとに消ゆ -
715-19 ローソンですべて間に合うおせちかな らくだ 1 泥亀
715-20 閉店の一言の謝辞冬の暮 まぐのりあ 6 らくだ・ヤチ代・順之介・未貴・クリトン・越冬こあら
715-21 行く年の橋にひよつこりつくば山 -
715-22 風呂吹や芯の固さは母譲り ゐてふ 1 まぐのりあ
715-23 さざ波の触れるにまかす鴨の脚 泥亀 2 亜紀・未貴
715-24 父母といたあの日のよふに日向ぼこ まぐのりあ 1 泥亀
715-25 歳晩の街行く一人一人かな 亜紀 3 野木編・らくだ・ヤチ代
715-26 球根の白根絡まる冬日向 野木編 1 まぐのりあ
715-27 悴みて彼のごめんを待つてをり こひつじ 1 ヤチ代
715-28 旅好きと旅の話や寒造り 越冬こあら 2 らくだ・ゐてふ
715-29 贈られし手袋ぬくし8000歩 未貴 1 越冬こあら
715-30 冬深し絵手紙の朱のはみ出しぬ ヤチ代 2 亜紀・まぐのりあ
715-31 冬晴に布団叩きの鳴り渡る ゐてふ 2 らくだ・順之介
715-32 湯豆腐やふはりゆらりと無重力 こひつじ 3 亜紀・ゐてふ・ヤチ代
715-33 不燃ごみと資源に分ける古暦 らくだ 2 野木編・こひつじ
715-34 賀状書き終えて思いがけぬ訃報 らくだ 1 クリトン
715-35 語り部の灯揺らして隙間風 野木編 1 未貴
715-36 犬を抱くコートすらりとAライン -
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