第 716 回 Q L D 句 会 録

開句日:令和3年1月10日
兼題:「竹馬」、「凍蝶」、「辞」 ※「辞」は無季兼題

No.  俳          句 作  者 選          者
716-01 空世辞もないよりましと初句会 野木編 1 まぐのりあ
716-02 凍蝶や最後の力池を越ゆ -
716-03 辞書を引く形のままの寝正月 ゐてふ 2 亜紀・泥亀
716-04 竹馬や子の背に合はせ作る父 -
716-05 空白の送辞と答辞卒業期 未貴 2 ヤチ代・クリトン
716-06 竹馬や路地の鉢植え逞しき 野木編 3 亜紀・越冬こあら・未貴
716-07 竹馬に乗る子乗れぬ子乗らない子 ゐてふ 4 ヤチ代・亜紀・順之介・こひつじ
716-08 凍蝶は只待つて居る其の時を ゐてふ 2 まぐのりあ・クリトン
716-09 電子辞書電池新たに受験の子 まぐのりあ 3 野木編・こひつじ・未貴
716-10 凍蝶やなほ執念の翅の色 野木編 2 らくだ・越冬こあら
716-11 もくもくと英英辞典春を待つ -
716-12 竹馬の兄を追いかけ泣く少女 らくだ 1 泥亀
716-13 竹馬の猿と掛合ふ猿回し ヤチ代 2 野木編・こひつじ
716-14 凍蝶の高舞ふ力ありにけり 泥亀 1 順之介
716-15 凍蝶はたぶん日向の夢をみる らくだ 2 ヤチ代・まぐのりあ
716-16 竹馬の庭出づるなり潮匂ふ 未貴 1 まぐのりあ
716-17 凍蝶のよわよわしくてつよき足 順之介 1 ゐてふ
716-18 凍蝶の燦たるままに夕べ来る -
716-19 竹馬や長兄次兄に支へられ 順之介 4 ヤチ代・亜紀・越冬こあら・未貴
716-20 凍蝶や賽の河原を辿りゆく 泥亀 1 こひつじ
716-21 竹馬の視線きらきら水平線 -
716-22 初句会辞書も投句もオンライン らくだ 1 順之介
716-23 凍蝶は夢と現を舞ひにけり ヤチ代 3 らくだ・泥亀・クリトン
716-24 竹馬の棹を握りし爺真顔 クリトン 3 順之介・ゐてふ・未貴
716-25 凍蝶や郵便受けの中で暖 クリトン 1 野木編
716-26 耐へ忍ぶとは凍蝶の閉じし翅 こひつじ 3 順之介・野木編・クリトン
716-27 買初の辞書を迷ふや赤と白 順之介 1 ゐてふ
716-28 蓬莱や座右に置かる電子辞書 ヤチ代 1 越冬こあら
716-29 冬ざくら社交辞令に誘ふ風 こひつじ 1 まぐのりあ
716-30 冬深しぴえんは辞書にない言葉 越冬こあら 4 亜紀・らくだ・野木編・こひつじ
716-31 凍蝶や終着駅は始発駅 越冬こあら 3 ヤチ代・らくだ・ゐてふ
716-32 竹馬がてんでんばらら午後三時 越冬こあら 1 ゐてふ
716-33 凍蝶やステイホームの粛々と 亜紀 1 泥亀
716-34 庭先で年賀あいさつして辞する クリトン 1 らくだ
716-35 竹馬の音遠ざかり兄戻る まぐのりあ 1 クリトン
716-36 神仏に頼る日もあり冬の蝶 まぐのりあ 3 泥亀・越冬こあら・未貴
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