第 742 回 Q L D 句 会 録

開句日:令和4年1月9日
兼題:「福寿草」、「猿回し」、「数」 ※「数」は無季兼題

No.  俳          句 作  者 選          者
742-01 古民家の飾りの如き福寿草 クリトン 1 泥亀
742-02 設ひは応接室の福寿草 -
742-03 年明くや数へ年では同い年 ヤチ代 2 未貴・ゐてふ
742-04 数独の妙に捗る淑気かな ゐてふ 2 らくだ・クリトン
742-05 猿回し猿と並んで座る椅子 -
742-06 猿回しの猿が見てゐる阿呆たち こひつじ 1 亜紀
742-07 猿廻し海を越えるゆく隠岐の島 -
742-08 仕合はせを数へて眠る毛布かな 順之介 3 越冬こあら・亜紀・こひつじ
742-09 福寿草ひとには愛をと誰か云ひ 順之介 2 ヤチ代・ゐてふ
742-10 猿と人すこし接触猿回し 未貴 1 ゐてふ
742-11 久しぶりの絵葉書うれし福寿草 らくだ 1 泥亀
742-12 人日の夢に知らない数え歌 らくだ 1 泥亀
742-13 名も知らぬ歌手の前座や猿回し ヤチ代 3 らくだ・亜紀・こひつじ
742-14 煩悩の数みな等し去年今年 未貴 3 らくだ・こひつじ・クリトン
742-15 数Vは役に立ったか日向ぼこ こひつじ 2 順之介・ヤチ代
742-16 福寿草差出人に戻る笑み -
742-17 ひと仕事終え帰路に着く猿廻し 越冬こあら 1 未貴
742-18 なけなしの小遣い猿回しに渡す ゐてふ 3 順之介・未貴・クリトン
742-19 手数かけ作りしおせち孫そっぽ クリトン 1 こひつじ
742-20 約束をしたる喜び福寿草 未貴 4 順之介・越冬こあら・ゐてふ・泥亀
742-21 今時は客席で見る猿回し -
742-22 置き去りの自転車数多雪の夜 亜紀 5 越冬こあら・ヤチ代・泥亀・こひつじ・クリトン
742-23 猿回し構はれ逃げる小さき子 -
742-24 朝日さす庭にこぼれし福寿草 -
742-25 平凡に生きる難儀よ福寿草 こひつじ 5 越冬こあら・ヤチ代・亜紀・未貴・ゐてふ
742-26 ぱっと咲きそっと閉じけり福寿草 -
742-27 失敗もありて良き良き猿回し -
742-28 数に入れて貰えず帰る雪の道 越冬こあら 2 順之介・らくだ
742-29 鉄瓶の湯気上がりをり福寿草 亜紀 4 順之介・らくだ・ヤチ代・クリトン
742-30 数へ日の閂閉まる尼の寺 泥亀 3 越冬こあら・亜紀・未貴
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