第 747 回 Q L D 句 会 録

開句日:令和4年3月20日
兼題:なし

No.  俳          句 作  者 選          者
747-01 スープまで余さず啜るしじみラーメン 順之介 1 らくだ
747-02 真夜中の蜆静かに鳴いてをり ヤチ代 3 泥亀・らくだ・順之介
747-03 ほとほとと椿落ちたる鶏舎跡 順之介 5 らくだ・亜紀・こひつじ・未貴・クリトン
747-04 羽化といふ翅のひかりや春の蠅 未貴 2 泥亀・らくだ
747-05 ホルン吹く少年の胸風光る 泥亀 5 越冬こあら・ヤチ代・らくだ・順之介・クリトン
747-06 白黒の写真一枚梅林 クリトン 1 ゐてふ
747-07 ヒヤシンス両手で鉢を持ち上げて 亜紀 1 未貴
747-08 つくづくしタワークレーン旋回中 越冬こあら 1 こひつじ
747-09 のどけしや棲むもの絶えし陶水槽 越冬こあら 1 こひつじ
747-10 若桜屍数える記事ばかり 越冬こあら 1 亜紀
747-11 沈丁や白杖の歩に迷いなし ゐてふ 1 亜紀
747-12 まだ早い否もう遅い雛納 ヤチ代 1 クリトン
747-13 鳥帰るコンパススイッチしかと押し 泥亀 1 クリトン
747-14 お彼岸を仏壇だけで済ましけり クリトン 1 ヤチ代
747-15 春雨や客出て数秒待ちて鍵 こひつじ 1 ゐてふ
747-16 風光る句集上梓の知らせあり らくだ 1 ゐてふ
747-17 母は我が未来の姿すみれ草 こひつじ 3 順之介・未貴・クリトン
747-18 陽炎や川の向こうの牛揺れる ゐてふ 5 泥亀・ヤチ代・亜紀・順之介・未貴
747-19 汚れなき山河の記憶雁帰る 未貴 3 泥亀・こひつじ・ゐてふ
747-20 早朝の駅前広場桜東風 亜紀 1 越冬こあら
747-21 春眠や開いたままの本を伏せ らくだ 1 順之介
747-22 頬白やスマートフォンの住所録 ヤチ代 1 未貴
747-23 亀鳴いて夜の地震の激しけり クリトン 1 ゐてふ
747-24 狛犬の口角上げて春日影 順之介 1 亜紀
747-25 つちふるやドケルバンなる腱鞘炎 らくだ 2 泥亀・越冬こあら
747-26 春怒涛森羅万象是平等 ゐてふ 1 こひつじ
747-27 春ごめん友の命日忘れたり こひつじ 2 越冬こあら・ヤチ代
747-28 雨音に混じる雷鳴春の暮 -
747-29 春風に押されてジャズ流れ来る -
747-30 永き日のシュレーダーまた紙詰まり 未貴 2 越冬こあら・ヤチ代
[本サイトのテキスト・画像等の無断複製使用は禁止]