第 746 回 Q L D 句 会 録

開句日:令和4年3月6日
兼題:「卒業」、「酸葉」、「遅」 ※「遅」は無季兼題

No.  俳          句 作  者 選          者
746-01 ぬけぬけと高塀越ゆる猫の恋 未貴 2 亜紀・泥亀
746-02 すかんぽや諦め早い都会人 越冬こあら 2 順之介・亜紀
746-03 すかんぽや呼捨てさるる男子どち ヤチ代 3 ゐてふ・順之介・未貴
746-04 別れたる人を数へてしゃぼん玉 未貴 2 らくだ・こひつじ
746-05 遅くきて早く帰され春の風邪 順之介 5 ゐてふ・らくだ・クリトン・未貴・越冬こあら
746-06 遅刻する夢は逆夢春時雨 越冬こあら 1 亜紀
746-07 生い立ちを話し梅園ひと巡り 未貴 1 泥亀
746-08 卒業の証書を筒にカメラ顔 -
746-09 夢はパティシエ泥ケーキに酸葉かな -
746-10 少年の眼の輝きよ酸葉摘み -
746-11 また一つ空き地となりし酸葉かな 亜紀 5 ゐてふ・こひつじ・クリトン・ヤチ代・越冬こあら
746-12 すかんぽを口に咥えて渋い顔 -
746-13 上靴は明日捨てよう卒業式 こひつじ 2 順之介・ヤチ代
746-14 かろうじて酸葉の味を知る世代 らくだ 1 泥亀
746-15 青空や卒業の日の通学路 亜紀 2 らくだ・クリトン
746-16 川沿いを三年通い卒業す 越冬こあら 4 らくだ・こひつじ・クリトン・未貴
746-17 遅刻魔の理由啓蟄のもぐら塚 こひつじ 2 亜紀・未貴
746-18 遅咲きと言い訳をして落第す らくだ 1 ゐてふ
746-19 庭静か遅咲の梅枝のまま -
746-20 けふもまたバスの遅るる春の昼 亜紀 3 こひつじ・順之介・ヤチ代
746-21 遅き日のしたたむ文の遅筆かな -
746-22 犬猫のゆまり受けたる酸葉かな ゐてふ 5 クリトン・亜紀・未貴・ヤチ代・越冬こあら
746-23 卒業やこれからだぞと恩師の言 順之介 2 ゐてふ・泥亀
746-24 咳に散る石山寺の遅桜 -
746-25 無事就職卒業新聞奨学生 -
746-26 宇治川の大きく曲がり遅日かな -
746-27 輪の中に和装の顧問卒業期 ヤチ代 2 越冬こあら・泥亀
746-28 理不尽の檻も恋しき卒業日 ゐてふ 2 らくだ・こひつじ
746-29 武蔵野や遅れがちなる春電車 ゐてふ 2 順之介・ヤチ代
746-30 鳰鳥の波間に浮かぶ遅日かな 泥亀 1 越冬こあら
[本サイトのテキスト・画像等の無断複製使用は禁止]