第 753 回 Q L D 句 会 録

開句日:令和4年6月12日
兼題:なし

No.  俳          句 作  者 選          者
753-01 牛蛙ぼくは三十になるけれど ゐてふ 2 越冬こあら・ヤチ代
753-02 この服に似合ふサンダル履きにけり -
753-03 日雷とつさに掴む彼の腕 ヤチ代 1 順之介
753-04 歯ブラシを新しく替ふ芒種かな ヤチ代 1 ゐてふ
753-05 セロテープの端のジグザグ梅雨籠 亜紀 1 こひつじ
753-06 おろがみて口をすすぐや岩清水 順之介 3 らくだ・未貴・ゐてふ
753-07 半夏生買ひし餅手に田を巡り -
753-08 捨てられぬ古きエプロン芙美子の忌 こひつじ 3 ヤチ代・亜紀・ゐてふ
753-09 蜘蛛の囲を壊さぬやうに通りけり 亜紀 1 クリトン
753-10 かわせみの声に目をやる川面かな -
753-11 梅雨空や未だ現役亡父の傘 越冬こあら 4 順之介・未貴・こひつじ・クリトン
753-12 旅の宿蛍舞い込む誕生日 -
753-13 夏の雨一粒ずつに泣かされて -
753-14 人形の髪はきんいろ薔薇の窓 亜紀 2 ヤチ代・ゐてふ
753-15 月涼し宇宙のどこかのアミノ酸 順之介 7 らくだ・越冬こあら・亜紀・未貴・ゐてふ・こひつじ・クリトン
753-16 曲り屋を真中に代田明りかな 未貴 2 らくだ・亜紀
753-17 なんだろとしゃがむ子の背な新樹光 未貴 2 越冬こあら・クリトン
753-18 香水を悔やむ湿度となりにけり らくだ 2 越冬こあら・こひつじ
753-19 究極の闇はむらさき恋螢 未貴 2 順之介・ヤチ代
753-20 枇杷甘し種は洗って鉢に植う -
753-21 六月の気象予報の悪巧み -
753-22 軒端の紫陽花揺れて宅配便 クリトン 1 未貴
753-23 かしわ手を高く響かせ青葉風 順之介 5 らくだ・ヤチ代・亜紀・こひつじ・クリトン
753-24 蜻蛉生る校舎の裏のビオトープ こひつじ 1 順之介
753-25 紫蘇摘むや靴のかかとを踏んづけて -
753-26 雨上がり西へ東へ水見舞 ゐてふ 1 らくだ
753-27 万緑に圧し潰さるる自己意識 ゐてふ 4 越冬こあら・順之介・亜紀・未貴
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