第 754 回 Q L D 句 会 録

開句日:令和4年6月26日
兼題:「枇杷」、「目高」、「酸」 ※「酸」は無季兼題

No.  俳          句 作  者 選          者
754-01 あせもの子弱酸性の泡もこもこ -
754-02 殊更に酸味を欲す夏の宵 ゐてふ 3 越冬こあら・らくだ・亜紀
754-03 一匹のめだか素早しどこか透く 未貴 2 らくだ・亜紀
754-04 餌をやれば喜んで来る目高かな 泥亀 1 ゐてふ
754-05 とどまるもすり抜けるのも目高かな 順之介 1 こひつじ
754-06 其其に枇杷の皮剥く夫婦の手 -
754-07 しぶ枇杷と言うて一緒に笑ひしよ -
754-08 子目高のニンゲン観察ガラス越し ゐてふ 3 順之介・越冬こあら・ヤチ代
754-09 手のひらに尾ひれ透けたる目高かな 亜紀 2 らくだ・こひつじ
754-10 酸欠の脳も重たき梅雨湿り らくだ 5 順之介・ヤチ代・未貴・泥亀・こひつじ
754-11 酸味あるコーヒーをゐる夏の宵 ヤチ代 1 順之介
754-12 目高観る先生見る子無口な子 越冬こあら 1 泥亀
754-13 一匹の目高に名前付けて飼ふ ヤチ代 2 ゐてふ・順之介
754-14 宵宮や少し酸っぱいあんず飴 未貴 1 亜紀
754-15 待たされて炭酸抜けしソーダ水 こひつじ 3 越冬こあら・らくだ・ヤチ代
754-16 手土産に枝ごともらう枇杷たわわ らくだ 6 ゐてふ・越冬こあら・ヤチ代・未貴・泥亀・こひつじ
754-17 途絶えたる枇杷の到来翁の死 -
754-18 歳の差のはなるる夫婦枇杷を剥く ヤチ代 1 亜紀
754-19 梅雨の夜水で割りたるクエン酸 亜紀 1 泥亀
754-20 ワイワイと話し上手な目高かな -
754-21 枇杷の実や海へ出でたる道真白 亜紀 4 ゐてふ・順之介・らくだ・ヤチ代
754-22 半夏雨胃酸過多にて臥す主 越冬こあら 3 ゐてふ・亜紀・こひつじ
754-23 めだかにも楊貴妃という改良種 らくだ 2 越冬こあら・未貴
754-24 枇杷の実の頬ずりしたくなる丸み こひつじ 1 未貴
754-25 火星人の眼をしてをりぬ目高かな こひつじ 1 泥亀
754-26 枇杷洗ふ橙色の飛沫とぶ ゐてふ 1 未貴
754-27 目高飼ふ水槽掃除念入に -
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