第 755 回 Q L D 句 会 録

開句日:令和4年7月10日
兼題:なし

No.  俳          句 作  者 選          者
755-01 紫陽花の地植ゑの濃ゆき赤紫 -
755-02 本日の作業鉄骨夏の空 越冬こあら 3 亜紀・順之介・未貴
755-03 雨多き中を駆けゆく小鹿かな -
755-04 父と風呂ためらひ始む水無月尽 -
755-05 夏暁の徐々に流れるピアノ曲 未貴 1 ヤチ代
755-06 陽は避けて風は入れたし夏の朝 らくだ 1 ゐてふ
755-07 雨音を角で聴いてる蝸牛 泥亀 3 越冬こあら・ヤチ代・亜紀
755-08 風鈴を吊ればたちまち風の思慕 未貴 1 らくだ
755-09 晩夏光病院坂で成す決意 越冬こあら 4 ゐてふ・こひつじ・未貴・泥亀
755-10 レース編む転がる糸と鉛筆と ヤチ代 1 越冬こあら
755-11 頼りなき彼氏の腕や貸ボート -
755-12 夏痩せて南部鉄器に増す重力 こひつじ 3 ゐてふ・亜紀・未貴
755-13 夏の月定年月は生まれ月 越冬こあら 1 こひつじ
755-14 夕刊遅れベタ白抜きの速報灼ける -
755-15 直売所のボタン間違え夏大根 こひつじ 2 越冬こあら・順之介
755-16 山小屋の揚げパン目指し夏帽子 順之介 1 こひつじ
755-17 白きサマードレス弦楽器あごに当て 未貴 3 らくだ・順之介・泥亀
755-18 夕凪や植木に水を上げませう ゐてふ 2 らくだ・ヤチ代
755-19 白昼を灼く九ミリのパラベラム ゐてふ 3 らくだ・亜紀・泥亀
755-20 夏の濱恋の仕草のよみがえる 泥亀 1 未貴
755-21 産声の勢ひに似る雲の峰 亜紀 4 ゐてふ・こひつじ・ヤチ代・未貴
755-22 甚平を着せたき彼氏二三人 順之介 1 泥亀
755-23 東京の夜の白さや百合の花 亜紀 4 ゐてふ・らくだ・こひつじ・越冬こあら
755-24 酒を呑む口実に土用鰻買ふ ゐてふ 1 順之介
755-25 巴里祭やハッピーエンドのハリウッド ヤチ代 1 越冬こあら
755-26 ヌで終わる五文字のことば明易し らくだ 3 ヤチ代・亜紀・順之介
755-27 フリーウェイ山の雲から海の雲 順之介 1 泥亀
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