[QLD句会録棚]
第 2 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成5年6月27日
兼 題:「蝸牛」、「代掻く」、「黴」
No. 俳          句 作  者 選          者
002-01 時代(トキ)ながれ代掻く牛は耕うん機 クリトン 1 弥生
002-02 代掻きて田に一面の蓮華消ゆ こひつじ 4 中ちゃん・弥生・信字・HAL
002-03 雨意近くかたつむり居てほの暗し 中ちゃん 1 こひつじ
002-04 遠足日てるてるぼうずも黴びている
002-05 浴室の壁にそばかす黒き黴 弥生 1 こひつじ
002-06 吾子指され青葉に目のゆく参観日 こひつじ 3 藤井ぴろしき・望美・クリトン
002-07 代掻きも鳥脅しつつ若き汗 Yumi 1 クリトン
002-08 寝苦しき夜(よ)を朝シャワーで流しけり
002-09 木漏れ日にカラのみ残しかたつむり Yumi 2 信字・HAL
002-10 かたつぶり「貝をめっけ」と末娘(むすめ)言ひ こひつじ 2 信字・Yumi
002-11 目玉出し運動会は卓の上 HAL 2 藤井ぴろしき・望美
002-12 焦るなとおしゆるごとき蝸牛 望美 4 藤井ぴろしき・HAL・Yumi・こひつじ
002-13 田に写る雲で泳ぐよ天蛙 信字 6 中ちゃん・弥生・HAL・望美・こひつじ・クリトン
002-14 雨音を何処で知るのか蝸牛 HAL 1 Yumi
002-15 蝸牛家族はなしや一人宿 望美 4 弥生・信字・藤井ぴろしき・こひつじ
002-16 ジョギングウエアまさか黴びてはないかしら
002-17 まんが掻く牛の背を打つ雨しぶき クリトン 1 望美
002-18 コンクリの塀の飾りか蝸牛 弥生 3 中ちゃん・藤井ぴろしき・クリトン
002-19 代掻きの泥を落として一服す 中ちゃん 1 望美
002-20 黴のアルバムに祖父母の若かりし
002-21 笹の葉に道ひとすじやかたつむり Yumi 3 中ちゃん・HAL・クリトン
002-22 窓ガラス雨のにおいに物思う HAL 1 信字
002-23 まいまいの雨よ恋しと空見上げ 望美 1 Yumi
002-24 四十でも独身貴族かび男
002-25 我が祖父の牛を追いつつまんが掻く
002-26 閉じた戸の裏に居るべしかたつむり 藤井ぴろしき 1 中ちゃん
002-27 槍雨に転がり落ちる蝸牛 信字 2 弥生・Yumi

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