[QLD句会録棚]
第 3 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成5年7月11日
兼 題:なし
No. 俳          句 作  者 選          者
003-01 蛍飛べ燃えて命の尽きるまで ひばり 1 クリトン
003-02 朱の花に引かれて寄るか黒き蝶 Yumi 2 ひばり・信字
003-03 いわつばめ低く飛ぶなり明日は雨
003-04 浴衣着た白き襟足目が泳ぎ あこちゃん 2 信字・クリトン
003-05 小(ち)さき花揺れし熊蜂そこにゐし 中ちゃん 1 Yumi
003-06 雨うたれ哀れ色あせ紫陽花よ 信字 1 ひばり
003-07 雨音を聞きつつ猫の店番す 弥生 2 あこちゃん・こひつじ
003-08 傘開きしゃがむ子供がかたつむり
003-09 軒下のフンで見つけし燕の子 信字 2 あこちゃん・HAL
003-10 米洗ひをれば気づきぬ今日夏至と
003-11 うばゆりの立ちて咲きたる里は今 Yumi 2 中ちゃん・こひつじ
003-12 宵山の浴衣の波にはぐれけり ひばり 5 あこちゃん・中ちゃん・HAL・クリトン・弥生
003-13 取りどりに挿してかんざし額の花
003-14 梅雨雲を抜けて明るくなる機内 中ちゃん 1 こひつじ
003-15 長梅雨の夜(よ)は筆巻きの紐を解き こひつじ 3 中ちゃん・HAL・クリトン
003-16 眼痛き光り草海夏の蝶 信字 1 ひばり
003-17 アルプスに銀輪の群夏駆ける あこちゃん 4 中ちゃん・信字・Yumi・弥生
003-18 二人居て冷えしビールの旨き夜 Yumi 2 ひばり・弥生
003-19 夏木立目立たぬところに地蔵あり こひつじ 4 ひばり・あこちゃん・信字・Yumi
003-20 星空を望むべもなく梅雨の夜 HAL 1 弥生
003-21 時期(トキ)過ぎて二つ三つ見ゆ蛍の灯 クリトン 1 こひつじ
003-22 くちなしの白さ哀しき香かな 弥生 3 あこちゃん・HAL・クリトン
003-23 夏祭帯の背にさす団扇かな ひばり 2 HAL・弥生
003-24 増水の瀬音聞きつつ蛍かな クリトン 1 こひつじ
003-25 笹の葉に込めた願いを結びおり HAL 1 信字
003-26 笹の葉に照る照る坊主結ばれり あこちゃん 1 Yumi
003-27 感嘆の声聞きながら蛍とぶ クリトン 2 中ちゃん・Yumi

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