[QLD句会録棚]
第 4 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成5年7月25日
兼 題:「蝉」、「プール」、「香水」
No. 俳          句 作  者 選          者
004-01 蝉の殻こわさぬようにしまいおく 藤井ぴろしき 2 クリトン・弥生
004-02 匂袋浴衣に秘めて夏祭り クリトン 2 ひばり・信字
004-03 蝉時雨日差しの強さ予感させ
004-04 じんじんと六年分の愚痴を聞く 藤井ぴろしき 2 クリトン・Yumi
004-05 蝉捕りの抜け殻ばかり集めけり ひばり 3 中ちゃん・こひつじ・藤井ぴろしき
004-06 歓声やプールのしぶきフェンスまで 中ちゃん 2 弥生・ひばり
004-07 朝寝坊蝉の粘りに根負けす あこちゃん 3 こひつじ・ひばり・信字
004-08 昴星プールサイドに影ふたつ クリトン 1 ひばり
004-09 正装の娘(こ)の香水につつまれし 中ちゃん 2 あこちゃん・Yumi
004-10 山歩き蝉のぬけがら見つけたり
004-11 ビニールプール赤き如雨露の浮かびけり こひつじ 1 クリトン
004-12 プール番河童見下ろす肌白し あこちゃん 1 信字
004-13 行商の女(ひと)より浴衣の生地買いぬ こひつじ 2 中ちゃん・信字
004-14 神の木に宿りし蝉の姿なく
004-15 はずむ声ビニールプールに虹かかり 信字 3 HAL・藤井ぴろしき・Yumi
004-16 かの女(をんな)香水きつく行き過ぎし 中ちゃん 2 こひつじ・弥生
004-17 ぬけがらを残して消ゆる蝉の声 Yumi 2 HAL・藤井ぴろしき
004-18 目に映る深き緑に蝉の声 HAL 1 Yumi
004-19 音遥かプールに沈みて別世界 弥生 4 こひつじ・藤井ぴろしき・ひばり・あこちゃん
004-20 泳ぐより薄目で昼寝プールかな
004-21 水音に泳ぐ我が子を見つけたり HAL 1 中ちゃん
004-22 遺されし部屋で香水誰を待つ
004-23 カナカナの鳴く声聞いて友偲う クリトン 2 こひつじ・あこちゃん
004-24 湯あがりにそっと香水旅の宿 信字 2 HAL・クリトン
004-25 夏の香の熱き思いを瓶に詰め HAL 4 弥生・あこちゃん・信字・Yumi
004-26 急かされて小さきプールに水を張り こひつじ 5 HAL・中ちゃん・クリトン・藤井ぴろしき・弥生
004-27 香水の紫(ムラサキ)花を敷つめし Yumi 1 HAL
004-28 子ら帰り蝉時雨降る朝の園 弥生 2 中ちゃん・あこちゃん
004-29 香水を禁じられたるわが身悲し
004-30 プールべり四十日も無為に過ぎ

[第3回]  [第5回]

[本サイトのテキスト・画像等の無断複製使用は禁止]