[QLD句会録棚]
第 5 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成5年8月8日
兼 題:なし
No. 俳          句 作  者 選          者
005-01 恋に病む娘(こ)のハンカチのせはしなく 中ちゃん 2 こひつじ・望美
005-02 漬け樽の紅きに見とれ梅干しぬ
005-03 畦道に白い日傘がまぶしくて
005-04 扇風機手持ちぶたさに部屋の隅 閑人 1 ひばり
005-05 暗雲にホトトギス啼く貸農園 クリトン 1 中ちゃん
005-06 浜木綿の風に揺れたる漁師小屋 ひばり 5 中ちゃん・弥生・信字・こひつじ・望美
005-07 手花火の火玉はかなく落ちて声 Yumi 6 中ちゃん・閑人・弥生・信字・あこちゃん・望美
005-08 竹筒の内にひそめり水羊羮 弥生 2 ひばり・クリトン
005-09 蝉しぐれ瀬音ともども鳴りやまず 中ちゃん 2 ひばり・Yumi
005-10 風止みて寝返りで知る熱帯夜 あこちゃん 1 中ちゃん
005-11 夕暮れの遣り水の香の懐かしさ 弥生 3 ひばり・閑人・信字
005-12 嵐来て待宵草の浜寂し Yumi 1 弥生
005-13 まだ若き果実を打ちし夏の雨 弥生 2 閑人・こひつじ
005-14 絵の前の我に迫れり夏の山く 閑人 1 Yumi
005-15 送り火に彼(あ)の背消すなり涙雨 望美 3 こひつじ・あこちゃん・クリトン
005-16 雷鳥に案内を請う霧の峰
005-17 香ばしき露店めぐりて踊らぬ児(こ) こひつじ 3 中ちゃん・Yumi・信字
005-18 川灯篭行き着く先は亡母(はは)のもと ひばり 2 クリトン・望美
005-19 剽軽な蚊遣(カヤリ)と添い寝一人旅
005-20 西日さし球技大会終はらんと
005-21 水鉄砲透けるTシャツ邪心かな
005-22 大葵めでる口もと紅の花
005-23 何処(いずこ)かの祭り囃子や風運ぶ こひつじ 4 ひばり・閑人・弥生・あこちゃん
005-24 烏鷺競う部屋にかじかの声満ちて クリトン 1 あこちゃん
005-25 露光り朝を捕らえし糸の罠 信字 3 Yumi・こひつじ・クリトン
005-26 君の傍(はた)遣らずの雨にゆかた濡れ 望美 2 閑人・あこちゃん
005-27 戸締まりを風が教える夜の秋
005-28 五山の火と願いを込めし水鏡 望美 1 クリトン
005-29 夏の山日陰に入りて鳥の声
005-30 摘むほどに香りかぐわし三つ葉芹 ひばり 4 弥生・Yumi・信字・望美

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