第 6 回 Q L D 句 会 録 |
開句日:平成5年8月22日 兼 題:「解夏」(げげ)、「蜩」(ひぐらし)、「新涼」 |
No. | 俳 句 | 作 者 | 選 | 選 者 |
006-01 | 新涼や四万十の水飲み干せり | |||
006-02 | ひぐらしの声聞きながらトマト採り | |||
006-03 | 庫裡寄りし猫安堵する解夏の寺 | あこちゃん | 1 | 閑人 |
006-04 | 蜩や泣き止まぬ児と唱和せり | あこちゃん | 3 | こひつじ・中ちゃん・クリトン |
006-05 | 蜩にただ口紅の色を替え | 弥生 | 1 | 閑人 |
006-06 | 解夏の僧こけたる頬に眼ぞ静か | Yumi | 4 | こひつじ・中ちゃん・クリトン・閑人 |
006-07 | ひぐらしや「ご飯ですよ」と階下より | |||
006-08 | 狭き道頬の痩せたる解夏の僧 | こひつじ | 2 | 弥生・Yumi |
006-09 | 解夏の寺さあ一局と盤の前 | クリトン | 2 | こひつじ・中ちゃん |
006-10 | 老いし手が解夏せし僧侶拝みたり | Yumi | 5 | こひつじ・中ちゃん・弥生・あこちゃん・クリトン |
006-11 | 新涼やサラダを混ぜる妻の素手 | 中ちゃん | 4 | こひつじ・弥生・あこちゃん・Yumi |
006-12 | 解夏到りしかれども我もとにあり | |||
006-13 | 宿題の山に蜩恨みけり | |||
006-14 | 大伽藍(がらん)静まりかへり解夏の寺 | 中ちゃん | 3 | あこちゃん・Yumi・閑人 |
006-15 | 蜩や遊び過ぎたる時を知り | こひつじ | 2 | 弥生・あこちゃん |
006-16 | 秋涼の一雨毎に人恋し | |||
006-17 | 新涼の空針を持つ手を止ませ | Yumi | 2 | 中ちゃん・閑人 |
006-18 | 夕暮れや葉音かすかに新涼の風 | |||
006-19 | 新涼や星のまたたき一つにも | クリトン | 1 | Yumi |
006-20 | 蜩を背に受け山の斜面行く | こひつじ | 2 | あこちゃん・クリトン |
006-21 | かなかなと鳴き尽くし地に落ちけり | 閑人 | 3 | 弥生・Yumi・クリトン |
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