[QLD句会録棚]
第 7 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成5年9月5日
兼 題:なし
No. 俳          句 作  者 選          者
007-01 茱萸(グミ)の実の甘き酸っぱき里帰り ひばり 2 閑人・弥生
007-02 甘きキビ君嫌わねばなお旨し Yumi 2 信字・こひつじ
007-03 てゅりゅりゅりゅとちろろの呼べど誰(たれ)ぞ出る
007-04 歩道橋渡ってをりし日傘かな 中ちゃん 2 弥生・こひつじ
007-05 急ぐ道稲妻一閃川となす クリトン 1 中ちゃん
007-06 行く舟のまぼろしに見ゆ暑き秋 こひつじ 1 Yumi
007-07 カンナ燃ゆ口笛を吹き線路沿い ひばり 3 信字・あこちゃん・クリトン
007-08 枝豆のその青色か瑞々し
007-09 麦わら帽縁の綻び気付く秋 あこちゃん 4 HAL・ひばり・Yumi・こひつじ
007-10 天に鰯地には勤しむ蟻の汗 信字 1 ひばり
007-11 リンリンと耳痛くなり飼育箱
007-12 連結器はずす列車や猫ぢゃらし 中ちゃん 2 弥生・こひつじ
007-13 赤き実の房鮮やかに秋知らせ Yumi 2 HAL・あこちゃん
007-14 風立てば小さきつぼみの萩揺るる 弥生 3 中ちゃん・閑人・あこちゃん
007-15 窓を開けて木犀の香を誘いこみ ひばり 1 信字
007-16 長雨に颱風駆って空高し
007-17 すくうても金魚一夜(ひとよ)の命なり こひつじ 4 ひばり・中ちゃん・Yumi・クリトン
007-18 八月の声途絶えがちなごり蝉
007-19 硯洗ふ水のたちまち澄みにけり 中ちゃん 1 閑人
007-20 柿の木の枝もたわわに垂れ下がり
007-21 竿先の席を競いて赤とんぼ Yumi 7 HAL・ひばり・中ちゃん・弥生・あこちゃん・こひつじ・クリトン
007-22 残業でつるべ落としに気付く秋
007-23 紅芙蓉古里の庭今は無き
007-24 酸漿(ほおずき)を鳴らす口許子に戻り あこちゃん 4 ひばり・Yumi・閑人・クリトン
007-25 実ざくろの明日は何処(いずこ)かはちきれん 弥生 4 HAL・中ちゃん・信字・閑人
007-26 惜しげなく子は虫にやり秋なすび こひつじ 4 HAL・Yumi・信字・弥生
007-27 すいちょと鳴きしちいさき恋人よ
007-28 台風や栗の礫(つぶて)を庭に撒き
007-29 散歩道仰ぎて見れば鱗雲 HAL 2 あこちゃん・クリトン
007-30 都会(まち)の夜ビルの上から秋を知る

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