[QLD句会録棚]
第 14 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成5年12月12日
兼 題:「鴨」、「枯木」、「山眠る」
No. 俳          句 作  者 選          者
014-01 講堂へ冬木のあひだ縫ふてゆく 中ちゃん 2 破れ鐘・閑人
014-02 くっきりと枯れ木透かして空の青 弥生 4 Yumi・あこちゃん・早香・クリトン
014-03 遥かなる鉄塔映し枯木立 こひつじ 1 レシーナ静
014-04 冷やこくはないか水辺の鴨ひとつ
014-05 鴨下りてまた次の鴨下り来たり 中ちゃん 3 あこちゃん・鈍奇呆亭・クリトン
014-06 高速道眠れる山に音響く 弥生 1 Yumi
014-07 寝転べば天を突きたる枯木立 あこちゃん 3 中ちゃん・鈍奇呆亭・破れ鐘
014-08 山眠る水車の音の物憂さよ 破れ鐘 2 レシーナ静・クリトン
014-09 赤き葉の枯木の枝に点々と 閑人 1 弥生
014-10 廃線の路盤辿れば枯木山 クリトン 1 早香
014-11 猛し日の姿とどめて富士眠る
014-12 夕刻の川面の空の二羽の鴨
014-13 貯水池に鴨舞い飛びて園となす 早香 2 中ちゃん・破れ鐘
014-14 迫り来る山も眠りて過疎の村 こひつじ 1 あこちゃん
014-15 日溜まりに微動だにせぬつがい鴨 レシーナ静 3 Yumi・こひつじ・弥生
014-16 肩並べ枯木の小道行く日中 早香 1 あこちゃん
014-17 灯を飾る枯木の下を人いそぎ行く
014-18 小さきもの歩跡残せり山眠る Yumi 7 中ちゃん・こひつじ・レシーナ静・鈍奇呆亭・弥生・破れ鐘・閑人
014-19 鈍色の雲を帳に山眠る 早香 3 中ちゃん・閑人・クリトン
014-20 京言葉四方(よも)に眠りし山を置き 中ちゃん 1 こひつじ
014-21 谷間(たにあい)の里もひそりと山眠る レシーナ静 1 早香
014-22 鈍色の空切り裂きて鴨渡る あこちゃん 1 こひつじ
014-23 枯れ木立つ幹の太さに気づきけり こひつじ 2 弥生・破れ鐘
014-24 白樺の道どこまでも枯木なり Yumi 2 あこちゃん・鈍奇呆亭
014-25 鴨一羽翠玉の首すくめおり Yumi 4 中ちゃん・鈍奇呆亭・弥生・閑人
014-26 お日様も囲い越しなり山眠る あこちゃん 1 早香
014-27 柄長きて枯木の枝も賑わえり
014-28 苔やわら枯木のうろの暖かき 鈍奇呆亭 2 こひつじ・レシーナ静
014-29 枯木ぬひ夕餉のかほり過疎の村 レシーナ静 3 Yumi・早香・クリトン
014-30 朝もやに銃声一発鴨倒る
014-31 天も地も拡がる庭の枯れ木かな 破れ鐘 1 レシーナ静
014-32 鴨おりてやがて暮れ行く水面かな 破れ鐘 2 Yumi・閑人
014-33 雲低く錦繍残し山眠る

[第13回]  [第15回]

[本サイトのテキスト・画像等の無断複製使用は禁止]