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第 15 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成5年12月27日
兼 題:なし
No. 俳          句 作  者 選          者
015-01 せめてもと新調の足袋顔見世へ ひばり 3 Yumi・破れ鐘・早香
015-02 凍てつきてドア開かぬまま発車ベル 早香 1 あこちゃん
015-03 看板として鮟鱇の吊るされし 中ちゃん 2 破れ鐘・閑人
015-04 還暦も我が事なれや冬至粥 破れ鐘 2 こひつじ・閑人
015-05 大根菜白き畑に見え隠れ あこちゃん 1 弥生
015-06 コトコトとシチュー愛しき人を待つ 弥生 3 Yumi・閑人・クリトン
015-07 雪積みて赤き実めでたき色となり Yumi 4 あこちゃん・ひばり・弥生・閑人
015-08 告別の花むしり取る寒さかな 閑人 3 中ちゃん・こひつじ・クリトン
015-09 すき焼きの果てて雑炊出来にけり
015-10 反古の山焚き付けとなり暖炉前 あこちゃん 1 ひばり
015-11 雪帽子被ってござる六地蔵 クリトン 2 ひばり・破れ鐘
015-12 飲みたさに風邪気味と言い玉子酒 ひばり 3 あこちゃん・早香・こひつじ
015-13 冬枯れの日差の中に鳩の声
015-14 会釈するマスク仮面の笑顔かな こひつじ 2 あこちゃん・クリトン
015-15 白菜をざくざくと切る妻なりき
015-16 家一つビルの狭間の年の暮 閑人 3 中ちゃん・ひばり・クリトン
015-17 聖誕祭電気仕掛けの星の降る 弥生 1 あこちゃん
015-18 あの雲も甲羅干しなり寒波去る
015-19 冬の入り行きつ戻りつ温度計 Yumi 1 早香
015-20 枯木葉や弔問客にふりかかり クリトン 1 Yumi
015-21 白鳥の舞引き立てる光る湖(ウミ) Yumi 1 閑人
015-22 赤き実に雪降り積もり光る朝
015-23 紺碧の空に懸かるや冬の月 閑人 2 弥生・クリトン
015-24 星星星迫ってくるよな寒夜かな クリトン 3 Yumi・破れ鐘・こひつじ
015-25 抜かぬまま一画貰ふ大根畑 こひつじ 2 中ちゃん・早香
015-26 南瓜食み恵比寿顔なり冬至の夜
015-27 年の瀬やメモ見つつ買う人の波 あこちゃん 4 中ちゃん・ひばり・Yumi・弥生
015-28 おそろいのねんねこで行く外湯かな ひばり 1 こひつじ
015-29 冬ざれや杖には細き枝ひろふ こひつじ 4 中ちゃん・弥生・破れ鐘・早香
015-30 マフラーの赤き毛糸の娘(こ)の笑窪

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