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第 19 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成6年2月27日
兼 題:「梅」、「下萌」(したもえ)、「春寒」(はるさむ)
No. 俳          句 作  者 選          者
019-01 ジョギングの早朝(あさ)の波紋に草萌えて
019-02 花びらを重ねる駅の梅だより 弥生 4 中ちゃん・あこちゃん・早香・俗世
019-03 飛び梅となりて行きたし君のもと
019-04 現場出づ夫(ツマ)をねぎらふ春寒し こひつじ 4 中ちゃん・あこちゃん・早香・クリトン
019-05 春寒の駅舎に君の着くを待つ 中ちゃん 1 弥生
019-06 暖かき陽の影薄く春寒し
019-07 庭の梅手折りて町の子を訪ぬ 俗世 3 こひつじ・弥生・クリトン
019-08 膨らんで蕾んで今朝の梅暦
019-09 古枝を切り捨て芽吹く梅清(スガ)し Yumi 3 あこちゃん・こひつじ・俗世
019-10 春宵や人目はばかり君を待つ クリトン 1 こひつじ
019-11 たわわなる絵馬揺られをり梅真白 あこちゃん 1 中ちゃん
019-12 実をつけぬ花の色濃し初名草 こひつじ 3 弥生・俗世・破れ鐘
019-13 梅見上げ笑顔に涙こぼすひと 早香 2 Yumi・破れ鐘
019-14 ほろ酔いの巷の月も寒き春 破れ鐘 1 早香
019-15 盆梅を置いて八畳ひきしまる 中ちゃん 5 あこちゃん・Yumi・弥生・俗世・クリトン
019-16 春寒や両の掌(てのひら)陽にかざす
019-17 下萌えてホームレスにも笑顔かな クリトン 1 Yumi
019-18 白梅に今宵ひらくか君の胸 クリトン 1 Yumi
019-19 下萌や犬が嗅ぎたる木の根元 中ちゃん 2 クリトン・破れ鐘
019-20 初名草一片の花びらのなく
019-21 碁敵を待つ庭先の春寒し 俗世 1 破れ鐘
019-22 信濃川水かさ増して草萌ゆる あこちゃん 5 Yumi・弥生・早香・俗世・破れ鐘
019-23 旅立ちの若人送る春寒し
019-24 春寒や仄朱く染む膝小僧 あこちゃん 3 中ちゃん・こひつじ・早香
019-25 ターフ(芝)取るショットの跡や下萌ゆる
019-26 下萌や喘ぎて走る下級生 Yumi 1 中ちゃん
019-27 葦焼きの黒き跡埋め草の萌ゆ 弥生 3 あこちゃん・こひつじ・クリトン

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