[QLD句会録棚]
第 21 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成6年3月27日
兼 題:「椿」、「春泥」、「山笑ふ」
No. 俳          句 作  者 選          者
021-01 春泥や畝打つ鍬も軽くなり クリトン 2 早香・あこちゃん
021-02 誰がための花の絨毯薮椿 鈍奇呆亭 3 こひつじ・弥生・クリトン
021-03 子の靴の春泥なかば乾きをり 中ちゃん 5 こひつじ・弥生・俗世・破れ鐘・クリトン
021-04 山笑ふて大声もどる村女 鈍奇呆亭 2 中ちゃん・Yumi
021-05 椿落つまた沈黙の闇の窓 あこちゃん 3 こひつじ・鈍奇呆亭・クリトン
021-06 春泥に犬の訓練士立ちており たちばな 1 破れ鐘
021-07 子狐が穴より出(イデ)て山笑ふ
021-08 春泥を踏む靴底の温かさ
021-09 つばき落つ鏡に映る初白髪 こひつじ 2 破れ鐘・あこちゃん
021-10 一筋の明かりの先の落ち椿 早香 2 中ちゃん・鈍奇呆亭
021-11 眼の隅に椿置きつつ急き仕事 鈍奇呆亭 1 早香
021-12 放課後に釦ちぎれば山笑う たちばな 2 中ちゃん・こひつじ
021-13 決心し踏み絵のごとく春の泥
021-14 開かれしお堂への道山笑ふ こひつじ 3 早香・俗世・あこちゃん
021-15 花に芽に人集うなり山笑ひ 弥生 1 Yumi
021-16 山笑ふ生気あふるる登山道
021-17 湧き水にのど潤して山椿 こひつじ 3 俗世・たちばな・クリトン
021-18 春泥を跳ばんと婆の構えかな 俗世 8 中ちゃん・早香・Yumi・こひつじ・弥生・鈍奇呆亭・あこちゃん・たちばな
021-19 山笑ふ赤き目鼻や花粉症
021-20 掛け花に椿一輪友を待つ 俗世 2 Yumi・鈍奇呆亭
021-21 椿咲き大きなる鳥群れ遊ぶ 弥生 1 たちばな
021-22 スケールの小さきゴルフ山笑う
021-23 山笑う尾根の新車は風を切り 破れ鐘 1 中ちゃん
021-24 椿咲く庭広々と鳥居立つ 中ちゃん 1 たちばな
021-25 落ち椿何やら庫裏の笑い声 破れ鐘 5 Yumi・弥生・俗世・鈍奇呆亭・あこちゃん
021-26 春泥や園児の歌が遠ざかり あこちゃん 1 破れ鐘
021-27 三河路の大山小山笑ひけり 中ちゃん 3 俗世・破れ鐘・クリトン
021-28 笑う山背に写真撮るハイキング
021-29 釈明を聴いてもらえず椿落つ クリトン 1 弥生
021-30 春の雨深くしみこむ黒き土 弥生 1 早香
021-31 春泥や下駄の汚れも気にせずに
021-32 両の掌をあわせて拾う落椿 Yumi 1 たちばな
021-33 入籍の日に白椿雨しとど

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