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第 25 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成6年5月22日
兼 題:「新緑」、「卯浪」(うなみ)、「薄暑」
No. 俳          句 作  者 選          者
025-01 ハンカチの恐竜揺れる薄暑かな あこちゃん 2 こひつじ・たちばな
025-02 クロスするひこうき雲の薄暑かな
025-03 新緑や巫子の袴の朱きこと 中ちゃん 4 鈍奇呆亭・俗世・越冬こあら・クリトン
025-04 学生たむろす薄暑の曇天 浮動甘納豆 1 Yumi
025-05 新緑や時雨しあとのこと更に こひつじ 1 破れ鐘
025-06 暗雲と大河を分かつ卯浪かな Yumi 6 中ちゃん・鈍奇呆亭・あこちゃん・こひつじ・早香・クリトン
025-07 新緑にとけちまいたい5時間目 あこちゃん 4 中ちゃん・こひつじ・早香・浮動甘納豆
025-08 卯波寄りさえずり返す鳥の声
025-09 北京語で歌うボサノヴァ卯浪立つ 浮動甘納豆 1 たちばな
025-10 薄着の娘眩しく眺む薄暑かな クリトン 1 浮動甘納豆
025-11 卯浪には瞑想ひとときしかばねを
025-12 街に立つ薄暑の午後の待ちぼうけ Yumi 2 早香・俗世
025-13 手庇に訪ぬる街の薄暑かな 破れ鐘 2 あこちゃん・閑人
025-14 新緑の下あぶなげな一輪車 越冬こあら 2 俗世・クリトン
025-15 新緑や子を追ふ親も上着脱ぎ クリトン 1 鈍奇呆亭
025-16 斜張橋卯月浪にも翼ひろげ 俗世 1 クリトン
025-17 もの思う我に対峙の卯浪立つ 破れ鐘 3 Yumi・早香・たちばな
025-18 新緑を映して池の静かなり 俗世 4 中ちゃん・あこちゃん・早香・閑人
025-19 屋根葺きの天を見上ぐる薄暑かな 鈍奇呆亭 1 あこちゃん
025-20 せつなさを搖らめかすかな卯月浪 こひつじ 1 たちばな
025-21 鎌の刃の草の香散らす薄暑かな 鈍奇呆亭 3 中ちゃん・あこちゃん・浮動甘納豆
025-22 三打してアップヒルグリーンの薄暑かな
025-23 卯浪立つアイラブユーは砂の上 あこちゃん 2 たちばな・俗世
025-24 新緑を機関車走るStandbyme
025-25 水音も緑も眩し昼の月 破れ鐘 1 越冬こあら
025-26 干し物の乾く手触り薄暑かな こひつじ 5 鈍奇呆亭・Yumi・俗世・浮動甘納豆・越冬こあら
025-27 ランチャーの卯浪を切りて母船へと 中ちゃん 2 鈍奇呆亭・破れ鐘
025-28 新緑や池面の空とゆう和して 閑人 1 Yumi
025-29 新緑にさえずりの艶増す小道
025-30 内よりも外のこいしき薄暑かな 閑人 1 破れ鐘
025-31 ブラジャーのホックはずせば薄暑かな
025-32 爆発すほどに溢るる万緑ぞ
025-33 大き荷を置きて市電に解く薄暑 中ちゃん 5 Yumi・こひつじ・閑人・浮動甘納豆・越冬こあら
025-34 卯波寄す遠き島へと想いはせ 閑人 2 破れ鐘・越冬こあら
025-35 新緑や世間話のうまい人 浮動甘納豆 2 中ちゃん・クリトン
025-36 新緑が五感に迫り胸をはる
025-37 薄暑午冷やしつけ麺胡麻のつゆ 越冬こあら 2 こひつじ・閑人
025-38 み吉野は緑わきたつ身の染まるほど 鈍奇呆亭 2 破れ鐘・閑人
025-39 灯台や打ち寄す卯波岩を打つ

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