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第 31 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成6年8月21日
兼 題:「桐一葉」、「星月夜」、「晩夏」
No. 俳          句 作  者 選          者
031-01 ユモレスク宮沢賢治星月夜 浮動甘納豆 1 たちばな
031-02 星月夜人工衛星横切りし クリトン 1 たちばな
031-03 声高に門過ぎて行く星月夜 破れ鐘 1 浮動甘納豆
031-04 ひとすじの流れ移りて星月夜
031-05 終章の従容として桐一葉 俗世 1 閑人
031-06 一葉して縁遠き娘(こ)は三十路なり 破れ鐘 2 こひつじ・かるちゃん
031-07 桐一葉旅も終わりの日曜日 早香 1 越冬こあら
031-08 砂に熱のこす浜辺の星月夜 こひつじ 4 中ちゃん・早香・俗世・閑人
031-09 星月夜砂に残せしきみのあと たちばな 1 クリトン
031-10 くすり指ほのかに光る星月夜 街光満 3 Yumi・越冬こあら・たちばな
031-11 芋の子のひとつとなりしプール横
031-12 一葉落つ本など捨てりゃよいものを 浮動甘納豆 4 早香・こひつじ・Yumi・かるちゃん
031-13 桐一葉原因不明の焼死体
031-14 木漏れ日に抜け殻だけの晩夏かな 街光満 3 Yumi・越冬こあら・たちばな
031-15 てっぺんの一葉の枝にかかりたる
031-16 プールの午後雲映るみゆ晩夏かな
031-17 長話(ナガバナシ)過ごしし人に星月夜
031-18 人妻と夜明けのコーヒーわれ晩夏
031-19 木陰路しぐれ鳴くなか夏深し
031-20 バーベキュー鮎西瓜みなあったかい
031-21 桐一葉老母(ハハ)は寂しい季節(トキ)と言ふ クリトン 2 早香・俗世
031-22 一人寝の窓辺横切る一葉かな あこちゃん 3 中ちゃん・俗世・街光満
031-23 でろでろと晩夏の寄席のしめ太鼓 浮動甘納豆 6 中ちゃん・あこちゃん・破れ鐘・こひつじ・越冬こあら・街光満
031-24 桐一葉我が人生の如き舞
031-25 土こねる指先にはやあきあかね かるちゃん 2 早香・閑人
031-26 霊峰や遠く太鼓の音晩夏 中ちゃん 4 あこちゃん・浮動甘納豆・閑人・かるちゃん
031-27 かの家もいまだ起きゐる星月夜 中ちゃん 5 クリトン・こひつじ・Yumi・街光満・かるちゃん
031-28 天駆ける少年の夢星月夜 俗世 1 こひつじ
031-29 天空のドームは深し星月夜 Yumi 3 中ちゃん・クリトン・俗世
031-30 星月夜ポストへの道真直ぐなり
031-31 晩夏光葉音にそよと揺れにけり 破れ鐘 1 閑人
031-32 桐一葉カサリ乾きし風の音 街光満 2 クリトン・Yumi
031-33 晩夏夕べ石膏の雲がたちはだかる たちばな 2 破れ鐘・かるちゃん
031-34 夏深し黒き背中をかく少女 あこちゃん 2 中ちゃん・街光満
031-35 晩夏光インテリゲンチアの長話
031-36 夏行くや子ども神輿を追っかけて こひつじ 1 破れ鐘
031-37 漕ぎ出す晩夏の海に人気(ヒトケ)なく 早香 1 俗世
031-38 星月夜物置小屋の異星人 越冬こあら 4 早香・破れ鐘・浮動甘納豆・たちばな
031-39 腕枕空しく痺れ一葉落つ Yumi 4 あこちゃん・破れ鐘・浮動甘納豆・越冬こあら
031-40 一葉落つ雨の名残りの水の上 中ちゃん 1 あこちゃん
031-41 植込の日陰日向の晩夏かな 俗世 3 あこちゃん・浮動甘納豆・街光満
031-42 山と空鬩(セメ)ぎ合う色晩夏なり Yumi 1 クリトン

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