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第 127 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成10年4月26日
兼 題:「亀鳴く」、「遠足」、「飴」 ※「飴」は無季兼題
No. 俳          句 作  者 選          者
127-01 亀鳴くや神万物を創造す 中ちゃん 2 日常・Yumi
127-02 振り向かず遠足に発つ子は思春
127-03 亀鳴くやわらわもむかし海にをり
127-04 花の雨土産を買ひに和菓子屋へ
127-05 庭池の狭き空仰ぎ亀が鳴く
127-06 遠足の前夜に眠れぬ癖残る 1 勝坊
127-07 のど飴の袋が回る春の旅 はる 3 九鈴ちゃん・破れ鐘・こひつじ
127-08 深海の魚が夢見るやまざくら 1 早香
127-09 遠足の写真太ってゐた私 じゅん 4 中ちゃん・子々・日常・こひつじ
127-10 亀鳴いて右手で隠す薬指 はにわ(ToT) 4 じゅん・早香・たんこ・いづみ
127-11 遠足や駄菓子さんのはずれ籤 こひつじ 4 早香・九鈴ちゃん・掃半・Yumi
127-12 この池の外に知らずと亀鳴けり はる 1 あさもと
127-13 遠足の列二人づつ手を繋ぎ 勝坊 1 旅人
127-14 亀鳴くやチチンプイプイどろんどろん
127-15 遠足のバスから響く唱歌かな
127-16 遠足の列長々と飛鳥道 浮動甘納豆 6 じゅん・早香・野浮・ちりお・はる・掃半
127-17 飴色に煮詰まる午後の花山椒 ちりお 2 日常・Yumi
127-18 春風に紅を一刷毛飴細工 破れ鐘 4 子々・早香・九鈴ちゃん・掃半
127-19 亀鳴くや魑魅魍魎の地獄絵図 一信 1 Yumi
127-20 亀の鳴く池辺の女に涙雨
127-21 ゆく春やあひたさみたさに飴ねぶる 一信 1 旅人
127-22 赤帽の飴細工師や春の風 樽金 3 あさもと・勝坊・はる
127-23 とりどりの大佛をはす遠足画 いづみ 9 中ちゃん・蜆汁・じゅん・浮動甘納豆・たんこ・ちりお・破れ鐘・こひつじ・旅人
127-24 暖かやラブジェネレーション飴ころころ
127-25 亀無くや事実は耳鳴りだけなりし 破れ鐘 1 はにわ(ToT)
127-26 はっか飴一つ残して啄木忌 野浮 1 はにわ(ToT)
127-27 瞬きのごとき一生亀鳴けり
127-28 遠足の帽子連なる歩道橋 蜆汁 2 はる・樽金
127-29 飴玉をすぐ噛む癖や豆を蒔く こひつじ 2 蜆汁・一信
127-30 亀鳴くや危機感持てと言はれても じゅん 4 中ちゃん・野浮・いづみ・九鈴ちゃん
127-31 振り返る遠足の道老いた脚 日常 1 あさもと
127-32 亀鳴くや河童の亭主膝枕 樽金 1 浮動甘納豆
127-33 亀鳴くや五百羅漢に我の顔 Yumi 2 いづみ・樽金
127-34 遠足や昔を語る碑の多き
127-35 祭の日金太郎飴の懐かしき
127-36 百獣の王にあかんべ遠足児 いづみ 3 中ちゃん・はにわ(ToT)・樽金
127-37 遠足の列のしんがり崩れけり 中ちゃん 1 樽金
127-38 稚児に飴ふくませ長き花会式 掃半 5 じゅん・日常・野浮・樽金・旅人
127-39 境内の春やきらきらあんず飴 じゅん 5 浮動甘納豆・子々・九鈴ちゃん・掃半・いづみ
127-40 遠足の土産に蛇のにょーろにょろ 野浮 2 蜆汁・越冬こあら
127-41 センセイハナニヲイットル亀鳴ケリ 九鈴ちゃん 1 ちりお
127-42 遠足子そこ動くなと言はれけり 九鈴ちゃん 1 掃半
127-43 遠足が来た一大事猿の山 破れ鐘 4 じゅん・子々・ちりお・いづみ
127-44 泣き虫がいちばん元気遠足子 掃半 2 たんこ・こひつじ
127-45 亀鳴くや少年Aの秘儀の水 子々 2 蜆汁・旅人
127-46 遠足の朝土砂降りに泣く子かな たんこ 1 勝坊
127-47 風船やほっぺに飴がはいってる 中ちゃん 2 ちりお・破れ鐘
127-48 放り込む飴のかたさや春の雷
127-49 花疲飴噛む癖は直らない Yumi 1 破れ鐘
127-50 身支度を揃へ遠足前夜かな
127-51 遠足子新任教師の笛光る
127-52 春おぼろ悪事のような飴細工 日常 7 蜆汁・浮動甘納豆・野浮・こひつじ・はにわ(ToT)・越冬こあら・Yumi
127-53 春昼や浮木も動かず飴ねぶる
127-54 膝小僧遠足の傷いつか消へ
127-55 亀の鳴く小道を歩くそろそろり
127-56 飴と鞭効力の無き五月病 早香 2 たんこ・一信
127-57 只一人亀鳴きさうな寺にあり いづみ 1 勝坊
127-58 亀鳴くや望遠レンズ磨く夜 越冬こあら 4 日常・はる・破れ鐘・一信
127-59 ひだまりは赤白きひろ遠足子
127-60 遠足のリュックピカチュ−キティチャン
127-61 遠足のリュックサックにバター飴 九鈴ちゃん 1 越冬こあら
127-62 亀鳴くや胸乳の嵩を確かむる 蜆汁 1 はにわ(ToT)
127-63 飴玉も口より落ちぬ目借り時
127-64 遠足はおやつ敷物お弁当
127-65 棒付きの飴蓬生に置かれけり 蜆汁 1 中ちゃん
127-66 亀鳴くを待ちくたびれて老いにけり 勝坊 3 浮動甘納豆・野浮・一信
127-67 葉桜や口にビタミンCの飴 子々 1 越冬こあら
127-68 行き先は日常の海遠足子 ちりお 1 一信
127-69 遠足の先導車両トラクター 早香 3 子々・あさもと・勝坊
127-70 亀鳴くや優しい声の老夫婦 掃半 3 たんこ・はる・越冬こあら
127-71 亀鳴くやパセリの不在言い立てる
127-72 青い眼の歌姫さくらさくらかな 1 あさもと

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