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第 146 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成11年1月17日
兼 題:なし
No. 俳          句 作  者 選          者
146-01 鶴の羽根あふれる光纏いをり
146-02 用水路涸れつくしたる寒の入り 勝坊 4 ぽっぽ・たんこ・早香・越冬こあら
146-03 田舎駅雪にすっぽりつつまれて
146-04 冬色の出窓よりホモサピエンス
146-05 まだ暗きうちの朝餉や初氷 中ちゃん 1 浮動甘納豆
146-06 息白き葬列と遭ふつづれ坂 浮動甘納豆 1 九鈴ちゃん
146-07 プログラム強制終了初仕事 九鈴ちゃん 4 中ちゃん・野浮・たんこ・じゅん
146-08 十九八七六五四三二一蒲団より出づ こひつじ 1 はにわ(ToT)
146-09 命名の二案三案日脚伸ぶ 樽金 7 九鈴ちゃん・浮動甘納豆・野浮・破れ鐘・こひつじ・Yumi・じゅん
146-10 冬の夜お帰りカレーライスだよ じゅん 3 ハードエッジ・越冬こあら・こひつじ
146-11 埋火や話題合はせて嫁姑 Yumi 4 ぽっぽ・早香・掃半・じゅん
146-12 わが城はこの底冷えの四畳半 野浮 2 掃半・こひつじ
146-13 背と腹に懐炉貼りつく我が身かな
146-14 初句会ことしの修羅の走り出す 勝坊 3 破れ鐘・はにわ(ToT)・Yumi
146-15 銭湯も灯を消しにけり虎落笛 樽金 1 Yumi
146-16 シベリアに眠るマンモス冬三日月 野浮 1 ハードエッジ
146-17 夕刻と日暮れ親密になる冬
146-18 どの星へ寄って帰ろか冴え渡る 破れ鐘 1 掃半
146-19 山里にこだまをかえす雪崩かな
146-20 冬日向片目瞑ってたてる耳 早香 1 樽金
146-21 三ケ日去年と同じ日記かな 樽金 2 たんこ・勝坊
146-22 冬の星坂本九が呼んでゐる 野浮 1 越冬こあら
146-23 惜しげなく零れる真紅冬薔薇
146-24 十人が覗く暖房表示計 九鈴ちゃん 1 ぽっぽ
146-25 泣き顔を冬の星座に晒しけり ぽっぽ 1 破れ鐘
146-26 京を目の前に時雨や絵双六 ハードエッジ 3 中ちゃん・浮動甘納豆・樽金
146-27 検札の笑みが知らせる北の雪
146-28 三寒や仏陀の眼半開き
146-29 赤らひく肌を沈める若湯かな
146-30 近づけばチェッと飛び去る寒雀 こひつじ 4 ハードエッジ・越冬こあら・Yumi・勝坊
146-31 二千年問題論ず河豚の鍋 Yumi 2 浮動甘納豆・たんこ
146-32 凍て雲の切れて夕日の現はれし 中ちゃん 1 勝坊
146-33 海上に雲白くあり成人式
146-34 マスクして一升提げて友の来し 中ちゃん 3 たんこ・越冬こあら・勝坊
146-35 左義長の一筋のみの煙かな
146-36 書初のゆの字の次はなにならむ ハードエッジ 1 樽金
146-37 天狼や紛争国に首長いて
146-38 機械音友とする雪の降る夜
146-39 君思う寒夜水道管破裂 越冬こあら 4 ハードエッジ・掃半・こひつじ・じゅん
146-40 姫始するすればせよサ行かな じゅん 2 ハードエッジ・こひつじ
146-41 ヒーターの真下にラグビー観戦す
146-42 井戸水に鋼の香あり寒波来る ぽっぽ 8 中ちゃん・九鈴ちゃん・浮動甘納豆・野浮・早香・樽金・掃半・Yumi
146-43 初場所や懐紙にくるむ甘納豆 ハードエッジ 5 九鈴ちゃん・野浮・早香・樽金・はにわ(ToT)
146-44 寒紅をひいてをんなの顔になる
146-45 盆梅の古木枝垂れてたじろがず 破れ鐘 1 勝坊
146-46 受験生てふ爆弾を抱へゐる こひつじ 3 中ちゃん・破れ鐘・じゅん
146-47 一面の雪まぶしさに目をつむり
146-48 日の出待つ囲の拡がりて浜焚火
146-49 松過ぎて空き家となりし二階かな 浮動甘納豆 2 ぽっぽ・早香
146-50 寒卵一人哲学する心 越冬こあら 5 ぽっぽ・九鈴ちゃん・野浮・破れ鐘・はにわ(ToT)
146-51 夜回りや今日は三回子を叩く ぽっぽ 2 中ちゃん・はにわ(ToT)

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