[QLD句会録棚]
第 150 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成11年3月14日
兼 題:なし
No. 俳          句 作  者 選          者
150-01 この娘いつまで使うか春日傘
150-02 春月のほのあかるさの別れかな 樽金 2 早香・たんこ
150-03 春の雲突き抜けてゆく我が子かな 九鈴ちゃん 2 越冬こあら・こひつじ
150-04 花廻り友達100人2年生
150-05 春一番町立図書館書庫整理 ぽっぽ 4 九鈴ちゃん・早香・Yumi・たんこ
150-06 花馬酔木お百度石を覆ひけり 樽金 3 中ちゃん・破れ鐘・勝坊
150-07 武家町に乙女椿を垣間見し
150-08 見上げれば雲も呼んでるおおい春 たんこ 2 九鈴ちゃん・勝坊
150-09 大試験達磨を書きて出しにけり
150-10 シクラメン距離を隔てて美しき
150-11 夕東風の中遮断機が下りる
150-12 卒業の新人類の涙かな こひつじ 1 たんこ
150-13 折り込みのチラシの厚く春めけり 勝坊 5 九鈴ちゃん・樽金・はにわ(ToT)・こひつじ・野浮
150-14 どうしてもけりをつけたきチューリップ 九鈴ちゃん 3 ぽっぽ・ハードエッジ・越冬こあら
150-15 川土手の桜のつぼみふっくらと
150-16 春めくや試掘調査の音単々 野浮 2 九鈴ちゃん・Yumi
150-17 店頭に中華饅頭春の雪 ハードエッジ 5 中ちゃん・ぽっぽ・九鈴ちゃん・樽金・野浮
150-18 うららかや川原のリサイクルまつり 越冬こあら 1 早香
150-19 さっちゃんは幸子っていうんだ桃の花 中ちゃん 3 ハードエッジ・こひつじ・野浮
150-20 一隅の時を止めたる雛の夜 野浮 4 中ちゃん・越冬こあら・クリトン・こひつじ
150-21 ひこばえやライバル多き恋始め はにわ(ToT) 2 早香・クリトン
150-22 梅の花あまい匂いが吾を包む
150-23 残像のごとく余寒の梢かな Yumi 2 破れ鐘・クリトン
150-24 春愁の灰皿持つて吾子来たる ぽっぽ 1 破れ鐘
150-25 春泥を物ともせずにキャタピラー
150-26 迂回路に入りて迷へる探梅行
150-27 剪りすぎし枝にも小さき薔薇の芽や
150-28 黒と銀の縞くねらせてトカゲ出づ 中ちゃん 1 Yumi
150-29 為政者も皇女気取りも雛の段
150-30 春泥におしくらまんぢゆう崩れけり 九鈴ちゃん 6 中ちゃん・破れ鐘・樽金・はにわ(ToT)・勝坊・野浮
150-31 春泥や町工場の廃業す Yumi 6 ぽっぽ・破れ鐘・ハードエッジ・はにわ(ToT)・勝坊・クリトン
150-32 相乗りの車夫に小粋な春時雨
150-33 後ろ足引きずり鳴いて猫の恋 早香 2 Yumi・クリトン
150-34 雨遠足傘の高きは先生か 中ちゃん 2 ぽっぽ・ハードエッジ
150-35 青ぬたや草創の日の話など 野浮 1 ぽっぽ
150-36 春泥をつけ足取り軽く行く こひつじ 1 ハードエッジ
150-37 見返りし人に溜息春の月
150-38 春の泥あヽあの人は今いずこ
150-39 春眠や母子のほかに猫五匹 ぽっぽ 3 早香・はにわ(ToT)・越冬こあら
150-40 去り兼ねる卒業生のたむろして 勝坊 3 中ちゃん・はにわ(ToT)・こひつじ
150-41 小言などどこ吹く風の春休み 早香 3 樽金・勝坊・たんこ
150-42 春雨を風がいぢめてゐたりけり ハードエッジ 2 樽金・越冬こあら
150-43 春月や老舗に飾る有田焼 Yumi 1 野浮
150-44 煽られて鳶鳴き響む(トヨム)早春賦
150-45 松明の力頼もし御水取り クリトン 2 Yumi・たんこ

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