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第 153 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成11年4月25日
兼 題:「鳥の巣」、「風光る」、「夕餉」 ※「夕餉」は無季兼題
No. 俳          句 作  者 選          者
153-01 風光るから「ごめんね」と言えちゃった 野浮 2 こひつじ・ハードエッジ
153-02 花疲勝手口より夕餉の香 Yumi 3 九鈴ちゃん・樽金・たんこ
153-03 目刺焼く独りの夕餉酒が友 中ちゃん 3 はにわ(ToT)・たんこ・掃半
153-04 蒲公英ののっぽおつむが軽いから こひつじ 1 ハードエッジ
153-05 畑中を帰る黄帽子風光る 樽金 2 野浮・九鈴ちゃん
153-06 風光る助手席うつらと眠気差し Yumi 1 掃半
153-07 夕餉時単身赴任の春の窓
153-08 風光る岬に石のモニュメント 子々 2 はにわ(ToT)・Yumi
153-09 戸袋が鳥の巣となり明るき夜
153-10 軒下に池の揺らぎ日燕の巣
153-11 鳥の巣も一族なれば庇貸す 破れ鐘 1 掃半
153-12 尾鰭つけ泳ぐ噂に風光る
153-13 春の宵夕餉と続く徘徊へ 早香 3 浮動甘納豆・野浮・たんこ
153-14 そよ風になよなよ泳ぐ鯉のぼり
153-15 いかなごに限ると夕餉のコップ酒 破れ鐘 4 中ちゃん・たんこ・掃半・Yumi
153-16 風光る雲の彼方の山々に
153-17 団欒の夕餉の〆は蜆汁 野浮 4 早香・中ちゃん・こひつじ・子々
153-18 耳元も胸元も揺れ風光る 早香 2 こひつじ・ハードエッジ
153-19 鳥の巣を支えて枝の力瘤 Yumi 7 早香・中ちゃん・浮動甘納豆・こひつじ・はにわ(ToT)・樽金・破れ鐘
153-20 鳥の巣や失せし物だけよく光る はにわ(ToT) 1 樽金
153-21 戸袋に鳥の巣くひてしまひけり 野浮 1 樽金
153-22 山つつじ夕餉の窓に咲いてをり 掃半 2 浮動甘納豆・子々
153-23 お茶漬けですます夕餉や花疲れ 樽金 5 中ちゃん・野浮・はにわ(ToT)・破れ鐘・たんこ
153-24 風光る小物作りに精出せば 九鈴ちゃん 1 子々
153-25 鳥の巣の端に立ちをる一羽かな 中ちゃん 1 九鈴ちゃん
153-26 紅つつじ日陰は嫌ひと顔を出し こひつじ 1 破れ鐘
153-27 自転車は水たまりが好き風光る ハードエッジ 4 早香・浮動甘納豆・こひつじ・はにわ(ToT)
153-28 大将に風呂敷マント風光る はにわ(ToT) 2 樽金・破れ鐘
153-29 黒髪とシルクの亜細亜風光る 浮動甘納豆 4 早香・九鈴ちゃん・Yumi・ハードエッジ
153-30 日没や鳥の巣なども寂しからむ
153-31 巣燕のちちと声する夕餉時 子々 2 掃半・ハードエッジ
153-32 学童の白帽の列風光る
153-33 風光る山頂まではあと僅か 中ちゃん 1 子々
153-34 初夏の妹が点すよ夕餉の灯
153-35 風光る名司会者とおだてらる
153-36 花疲れ夕餉は出前で済ませけり
153-37 巣作りを始めし鳥の賑やかさ たんこ 1 子々
153-38 少年の秘密の基地や小鳥の巣 樽金 2 九鈴ちゃん・破れ鐘
153-39 魚島の心尽くしの夕餉かな 子々 4 中ちゃん・浮動甘納豆・野浮・Yumi
153-40 ショットガンまた火を噴ける夕餉かな
153-41 花疲れ夕餉の支度しませうか 浮動甘納豆 2 早香・野浮
153-42 戸袋を鳥の巣に貸す店子かな 掃半 1 Yumi

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