[QLD句会録棚]
第 154 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成11年5月9日
兼 題:なし
No. 俳          句 作  者 選          者
154-01 乳白の雨ふりそそぐ牡丹かな 野浮 4 掃半・浮動甘納豆・Yumi・ハードエッジ
154-02 舗装路に泥の足型田植え後
154-03 藤ゆらり甘い匂ひを風にのせ
154-04 麦の秋ふみ書く眼濡れにけり
154-05 子が師匠黄金週の太公望 破れ鐘 2 はにわ(ToT)・たんこ
154-06 滴るやこの星渇いてをりにけり
154-07 春昼や意味を忘れし走り書き Yumi 4 野浮・樽金・九鈴ちゃん・こひつじ
154-08 平七も太郎右衛門も田植かな こひつじ 1 早香
154-09 吹く風も五月の夜となりにけり ハードエッジ 2 Yumi・樽金
154-10 犬連れて走り去る人風五月
154-11 夏立つや髪栗色に替へてみて Yumi 3 中ちゃん・野浮・こひつじ
154-12 愛の詩を紡ぐ卯の花腐しの夜
154-13 進学の叶はぬ草矢放ちけり 樽金 4 中ちゃん・破れ鐘・野浮・こひつじ
154-14 叱られて満天星の花たわわなり はにわ(ToT) 4 破れ鐘・掃半・樽金・九鈴ちゃん
154-15 土曜日のコバルト色に夏は来ぬ ハードエッジ 1 浮動甘納豆
154-16 硬骨魚として泳ぐや夏の鯉 九鈴ちゃん 2 浮動甘納豆・Yumi
154-17 洗濯の僧に合掌竹の秋
154-18 自転車の人夏蝶に気づかざる 中ちゃん 1 はにわ(ToT)
154-19 躑躅咲く奥に古家がひっそりと
154-20 目借り時煙草飲む人噴かす人 浮動甘納豆 1 たんこ
154-21 うららかな日や戯れに滑り台 こひつじ 4 中ちゃん・掃半・はにわ(ToT)・たんこ
154-22 小蜥蜴の尾の先丸く伸び初むる 九鈴ちゃん 2 早香・Yumi
154-23 保育所へパパ急ぎ足夕薄暮 掃半 1 九鈴ちゃん
154-24 アネモネや中途半端な決意です はにわ(ToT) 2 浮動甘納豆・ハードエッジ
154-25 植えし田の畦の昼餉に日かがよう
154-26 夏立ちて南国行くと友の文
154-27 この村の鯉のぼりみな垂れさがる 中ちゃん 5 はにわ(ToT)・樽金・九鈴ちゃん・たんこ・ハードエッジ
154-28 二十まで数へてごらん菖蒲の湯 野浮 4 中ちゃん・破れ鐘・九鈴ちゃん・たんこ
154-29 夏に入るなんじゃもんじゃの並木道 たんこ 3 掃半・野浮・こひつじ
154-30 午前零時蜘蛛の巣補修工事中 浮動甘納豆 2 破れ鐘・早香
154-31 窓閉めて部屋が映るよ春の暮
154-32 自らの化けの皮剥ぐ薄暑かな 浮動甘納豆 4 掃半・野浮・早香・こひつじ
154-33 目まとひや左眼は既に飛蚊症 樽金 1 浮動甘納豆
154-34 辛口のカレーに苦戦夏に入る
154-35 残る花人に晩成型のあり Yumi 3 早香・はにわ(ToT)・ハードエッジ
154-36 子ら戻り黄金週間農作業 早香 1 破れ鐘
154-37 吹き抜ける風真白なる藤の花 掃半 2 Yumi・ハードエッジ
154-38 尺取の枝から枝へ胴渡し 九鈴ちゃん 2 中ちゃん・樽金
154-39 主導権なくなりしパパ鯉幟

[第153回]  [第155回]

[本サイトのテキスト・画像等の無断複製使用は禁止]