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第 155 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成11年5月23日
兼 題:「松蝉」、「薄暑」、「村」 ※「村」は無季兼題
No. 俳          句 作  者 選          者
155-01 村長は誰かに似てる蟇
155-02 松蝉や村のはずれに道祖神 野浮 3 樽金・たんこ・はにわ(ToT)
155-03 松蝉に天日晒しの土衣 はにわ(ToT) 3 九鈴ちゃん・早香・ハードエッジ
155-04 葬のもの取り片づける薄暑かな 子々 6 浮動甘納豆・九鈴ちゃん・こひつじ・野浮・Yumi・ハードエッジ
155-05 ステテコで気兼ねのいらぬ村暮らし
155-06 ききちがふはずなき声や薄暑村
155-07 路線図を上下左右に引く薄暑 野浮 3 子々・掃半・こひつじ
155-08 みにまとふ薄き暑さもきのふけふ ハードエッジ 1 こひつじ
155-09 田植え時猫の手借りる村の人
155-10 囲まれて村は蛙の鬨の声 破れ鐘 1 たんこ
155-11 リクルートスーツ俯く街薄暑
155-12 新田に水満たされて薄暑かな
155-13 松蝉や北の国ではまだ聞かず 1 掃半
155-14 鬼婆の村に越境水盗む 樽金 1 たんこ
155-15 松蝉や代々屋号絶やさずに 掃半 1 Yumi
155-16 俳人の集ひて暑し過疎の村 ハードエッジ 1 こひつじ
155-17 虫干や村の絵地図に入会地 浮動甘納豆 3 九鈴ちゃん・野浮・破れ鐘
155-18 夜の気配松蝉の居る裏林
155-19 美容室欠伸こみあげてる薄暑 掃半 1 破れ鐘
155-20 松蝉や中仙道の石畳 中ちゃん 4 子々・樽金・早香・はにわ(ToT)
155-21 著我の花咲く山村や水含み 1 掃半
155-22 麦の秋村の分校転入生 早香 1 Yumi
155-23 機の影は山なり谷なり薄暑かな はにわ(ToT) 2 九鈴ちゃん・クリトン
155-24 村道をパイプ横切る薄暑かな 九鈴ちゃん 1 中ちゃん
155-25 薄着して出かける薄暑の日曜日
155-26 薙刀の素振り揃わず松蝉か
155-27 松蝉や自転車おりて通る森 こひつじ 2 破れ鐘・クリトン
155-28 水遊び河童伝説残る村 Yumi 2 たんこ・はにわ(ToT)
155-29 松蝉や車の中で食ふ昼餉 ハードエッジ 4 中ちゃん・浮動甘納豆・九鈴ちゃん・野浮
155-30 松蝉や追われるように通勤者 1 破れ鐘
155-31 松蝉や火入れの前の登り窯 Yumi 4 中ちゃん・浮動甘納豆・子々・樽金
155-32 松蝉の収拾つかぬ衆議かな
155-33 袖の開き広くなりゆく薄暑かな
155-34 坂あれば上ってしまふ薄暑かな 浮動甘納豆 1 早香
155-35 村長の腰手拭ひや畑暑し 中ちゃん 4 子々・野浮・早香・Yumi
155-36 玄関に靴のあふふる薄暑かな こひつじ 4 中ちゃん・浮動甘納豆・樽金・はにわ(ToT)
155-37 松蝉のなにを呟く只管打座
155-38 風軽くランチタイムの薄暑かな
155-39 街路樹のその真上より薄暑来る
155-40 さくらんぼ色づく村に夫と老ゆ 子々 5 中ちゃん・掃半・こひつじ・野浮・ハードエッジ
155-41 万緑や村に中古の消防車 はにわ(ToT) 1 ハードエッジ
155-42 ビル街にアンモナイトの棲む薄暑 野浮 6 浮動甘納豆・早香・Yumi・ハードエッジ・破れ鐘・はにわ(ToT)
155-43 ひとり来て松蝉時雨に降られをり 子々 1 クリトン
155-44 松蝉や深き眠りを誘わるる 九鈴ちゃん 3 子々・樽金・クリトン
155-45 胸元の真珠が眩し薄暑かな 破れ鐘 3 掃半・たんこ・クリトン

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