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第 156 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成11年6月6日
兼 題:なし
No. 俳          句 作  者 選          者
156-01 夏の川漁船が橋の下に消え
156-02 六月のピアス片方失くしたり ぽっぽ 1 はにわ(ToT)
156-03 夕焼の海に頭を出してゐる ハードエッジ 4 掃半・樽金・早香・越冬こあら
156-04 「取り敢へず」なんて麦酒に失敬な こひつじ 4 ぽっぽ・破れ鐘・Yumi・ハードエッジ
156-05 夏の宵本気で作るプラモデル 越冬こあら 2 野浮・Yumi
156-06 刈り込んだ黄楊のそばなる花菖蒲
156-07 歯切れ良い気象解説梅雨に入る
156-08 悪びれず梅雨の相傘破れ傘
156-09 ランドセルカバーの黄色光る梅雨 早香 2 樽金・越冬こあら
156-10 開くもの全てを開き夏来る 越冬こあら 1 ハードエッジ
156-11 黒南風や汝が留学の機は発ちぬ
156-12 蛇の殻口見せ尾見せ裏を見せ Yumi 1 はにわ(ToT)
156-13 欠伸後向き替へ伸びて猫の夏 早香 1 たんこ
156-14 初夏のハムは分厚く切るべかり ハードエッジ 4 掃半・野浮・Yumi・こひつじ
156-15 軒下に皐月の鉢の並びけり 野浮 1 浮動甘納豆
156-16 花菖蒲色とりどりの背くらべ
156-17 走り来る真紅のパンツ夏木立 樽金 2 たんこ・ハードエッジ
156-18 旅信来る近江に虹を見しとのみ ハードエッジ 4 中ちゃん・野浮・浮動甘納豆・こひつじ
156-19 へし折れし街灯の下梅雨に入る
156-20 衣更えして話の輪笑いの輪 破れ鐘 4 中ちゃん・野浮・浮動甘納豆・こひつじ
156-21 枇杷熟れる枇杷色といふ他なし 浮動甘納豆 3 はにわ(ToT)・こひつじ・ハードエッジ
156-22 はじまりは寿限無寿限無のごとく梅雨 野浮 8 ぽっぽ・掃半・浮動甘納豆・樽金・破れ鐘・はにわ(ToT)・Yumi・たんこ
156-23 あぢさゐや夫婦の会話噛み合はず ぽっぽ 1 樽金
156-24 薔薇よりも夫のキッスで仲直り こひつじ 1 たんこ
156-25 妖しさに魅かれる性や黒揚羽 野浮 1 掃半
156-26 捩花や今日はのらくら日と決める 樽金 3 ぽっぽ・掃半・早香
156-27 梅雨空に閉じ込められる飛行音 早香 3 破れ鐘・はにわ(ToT)・越冬こあら
156-28 飽きもせずおとこのふりを見る祭り 掃半 1 ハードエッジ
156-29 青鷺の抜き足差し足水の月
156-30 額の花誰も見上げぬまま咲けり
156-31 ひまわりや狂喜の縁の黄金色
156-32 青梅雨や路果つるまで共に行く
156-33 元気だと手紙には書く梅雨の入 ぽっぽ 4 野浮・早香・Yumi・越冬こあら
156-34 短夜や深夜テレビを夜明けまで
156-35 木漏れ日をうつして匂ふ花菖蒲
156-36 千社札辛子が効くや心太 掃半 2 中ちゃん・早香
156-37 油断すな蟻のゲシュタポ動き急
156-38 はらいその夢を見てをり合歓の花 はにわ(ToT) 3 浮動甘納豆・樽金・破れ鐘
156-39 若竹の薮を突き抜け風と遭ふ 浮動甘納豆 4 中ちゃん・破れ鐘・越冬こあら・こひつじ
156-40 石女の庭に枇杷の木枇杷の花 はにわ(ToT) 1 ぽっぽ
156-41 朝顔の苗とメモ書き勝手口 掃半 2 中ちゃん・早香
156-42 新入りの金魚態度がふてぶてし こひつじ 2 ぽっぽ・たんこ

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