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第 161 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成11年8月15日
兼 題:「みせばや」、「新涼」、「車」 ※「車」は無季兼題
No. 俳          句 作  者 選          者
161-01 新涼や正座が似合う針仕事 破れ鐘 4 早香・中ちゃん・越冬こあら・Yumi
161-02 みせばやの花のやうなる人の距離 子々 2 樽金・はにわ(ToT)
161-03 新涼や沖に漁火三つ四つ 野浮 2 ぽっぽ・子々
161-04 横車押してみました流れ星 破れ鐘 1 早香
161-05 みせばやを吊れば三つ葉の珠の花
161-06 追ひ追はれ単気筒車秋茜 了斎 1 樽金
161-07 新涼に丸きレンズを磨きけり 九鈴ちゃん 3 ぽっぽ・了斎・掃半
161-08 わだかまる恋にみせばや足拂ひ
161-09 栗御強車内販売実施中 早香 1 越冬こあら
161-10 新涼に知らず濶歩の日向道
161-11 新涼や少しは伸びる万歩計 勝坊 3 子々・破れ鐘・たんこ
161-12 月今宵巌に轟く波の音
161-13 みせばやや風の通りの良き時間 1 九鈴ちゃん
161-14 絽羽織や車で廻る檀家先 勝坊 4 早香・浮動甘納豆・子々・たんこ
161-15 新涼のネクタイ程よく締まりけり 樽金 5 早香・九鈴ちゃん・子々・破れ鐘・はにわ(ToT)
161-16 かなかなを車窓に帰心つのりけり 子々 1 中ちゃん
161-17 帰省子の動かしてみる糸車 樽金 6 野浮・勝坊・越冬こあら・たんこ・Yumi・了斎
161-18 線香の煙り揺らぎて秋涼し 浮動甘納豆 3 九鈴ちゃん・勝坊・掃半
161-19 新涼の風さわやかな日はいつぞ たんこ 1 勝坊
161-20 新涼や湖上の像に雲流る 掃半 2 ぽっぽ・浮動甘納豆
161-21 ディーゼル車降り新涼の駅に立つ
161-22 みせばやや娘十八零れ咲き 破れ鐘 1 たんこ
161-23 車輪軋む山とんぼうの群れる道
161-24 新涼や電気コードをたぐり寄せ 九鈴ちゃん 1 掃半
161-25 新涼や飛行機に振る別れの手 中ちゃん 2 ハードエッジ・野浮
161-26 その花の王冠たれにみせばやと
161-27 みせばやか妻の実家は庭がある 浮動甘納豆 1 越冬こあら
161-28 新涼やちぎつて食べる生野菜 野浮 2 ハードエッジ・中ちゃん
161-29 作業車を降りて日陰に汗拭く
161-30 新涼や降車ホームに人あふれ 九鈴ちゃん 1 浮動甘納豆
161-31 夜店の灯どこぞに車寅次郎 はにわ(ToT) 5 樽金・早香・中ちゃん・破れ鐘・Yumi
161-32 新涼の水差しに水注ぎけり ぽっぽ 6 樽金・ハードエッジ・野浮・中ちゃん・九鈴ちゃん・勝坊
161-33 新しき涼しさなれば心また
161-34 焼酎痛飲その名は車寅次郎
161-35 みせばやの蕊の長さや人の妻 了斎 2 ハードエッジ・浮動甘納豆
161-36 新涼や言葉に生命よみがへる
161-37 飯田線各駅停車稲の波 浮動甘納豆 3 ぽっぽ・破れ鐘・掃半
161-38 新涼の島をつなぎて十の橋
161-39 みせばやの咲いてベランダ物語
161-40 秋雨にかすむ列車の尾燈かな たんこ 3 ぽっぽ・野浮・勝坊
161-41 みせばやの花見せばやのイヤリング
161-42 東京に歯車多し秋時雨 越冬こあら 3 九鈴ちゃん・はにわ(ToT)・了斎
161-43 新涼やガラス人形壊れそふ
161-44 霊柩車擦れ違ひゆく残暑かな ぽっぽ 4 野浮・浮動甘納豆・Yumi・はにわ(ToT)
161-45 新涼の寝覚めに夜着のかろきかな 了斎 2 ハードエッジ・掃半
161-46 みせばやの玉洗ひたる驟雨かな 中ちゃん 1 破れ鐘
161-47 みせばやや賢兄愚弟共に禿 はにわ(ToT) 4 樽金・越冬こあら・たんこ・Yumi
161-48 顔知らぬ祖父のみせばや咲き初めり ぽっぽ 2 はにわ(ToT)・了斎
161-49 ベランダでみせばや植える老夫婦
161-50 新涼や原稿用紙ひと綴り 越冬こあら 2 子々・了斎
161-51 みせばやの伸ばした腕羽飾り

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