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第 162 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成11年8月29日
兼 題:なし
No. 俳          句 作  者 選          者
162-01 秋の風吹いてすうすうハーモニカ はにわ(ToT) 1 了斎
162-02 地蔵盆テレビゲームはさて置いて
162-03 静かさやいくたび星の流るるも
162-04 かなかなに暮れて湯浴みの子等の声 破れ鐘 6 了斎・たんこ・樽金・勝坊・越冬こあら・ハードエッジ
162-05 幼き仔手まね足まね盆踊り たんこ 1 はにわ(ToT)
162-06 父さまは何処におはす虫の闇 ぽっぽ 1 たんこ
162-07 明るしと言われ向日葵哀しけり
162-08 雨催ひ一際揺るる百日紅
162-09 ひつつめの髪を解いて秋涼し はにわ(ToT) 4 中ちゃん・掃半・九鈴ちゃん・勝坊
162-10 秋天や岩場を隠す湯の煙 ハードエッジ 1 掃半
162-11 一葉落つ打ち捨てられしシャベルかな
162-12 秋立つや旅の叶わぬ妻と居て 勝坊 4 たんこ・樽金・Yumi・浮動甘納豆
162-13 干物焼く匂いが良くて今朝の秋
162-14 秋の潮佇む影の無責任
162-15 鰯雲貝の化石を野に拾ふ 了斎 5 ぽっぽ・野浮・中ちゃん・はにわ(ToT)・ハードエッジ
162-16 白桃の香器に移りけり 早香 4 破れ鐘・中ちゃん・樽金・はにわ(ToT)
162-17 明日まで生きる蜻蛉産卵す
162-18 日表は無音浄土か大西日 破れ鐘 1 ハードエッジ
162-19 座布団に忘られてあり秋扇 勝坊 3 了斎・樽金・Yumi
162-20 八月尽疲れ気味なる老医かな
162-21 白砂にかくるる貝の秋の耳 了斎 2 勝坊・ハードエッジ
162-22 瓢箪や法螺に相槌打たさるる 樽金 2 掃半・浮動甘納豆
162-23 初嵐回り舞台の向こう側 浮動甘納豆 2 早香・九鈴ちゃん
162-24 残暑の日庭の草木もがっくりと
162-25 とりあえず今年も開く御輿蔵
162-26 盆の月とぎれとぎれのピアノ曲 はにわ(ToT) 2 早香・野浮
162-27 溝蕎麦の楚々と野道に咲きつづく 掃半 1 了斎
162-28 起重機や赤土覆ふ秋の草
162-29 そのままでこのままでよし新豆腐 野浮 5 破れ鐘・たんこ・九鈴ちゃん・越冬こあら・Yumi
162-30 秋茄子や店内に客我一人 中ちゃん 1 越冬こあら
162-31 山百合を持帰りても父無口 樽金 2 はにわ(ToT)・越冬こあら
162-32 登山靴脱げばでこぼこ足であり 九鈴ちゃん 4 ぽっぽ・破れ鐘・掃半・浮動甘納豆
162-33 晩夏なり犬は斜めに尾を垂れて
162-34 寄り添ひしまゝ灯篭の流れけり 勝坊 8 ぽっぽ・了斎・破れ鐘・中ちゃん・たんこ・樽金・はにわ(ToT)・浮動甘納豆
162-35 夕暮れの雷雨の街を駆け抜ける
162-36 耳すます案山子嘆息する案山子 越冬こあら 3 早香・野浮・九鈴ちゃん
162-37 水金地火木土天海冥星月夜
162-38 指濡らしつつ桃を剥く罪の如 ぽっぽ 4 早香・野浮・中ちゃん・勝坊
162-39 高校野球一夜一夜に桃熟れる 浮動甘納豆 1 ハードエッジ
162-40 Tシャツを畳む日向のにほひかな 九鈴ちゃん 2 勝坊・越冬こあら
162-41 秋天に滝を落して寂しけれ
162-42 よそおひの秋へとかはる一夜かな 早香 1 掃半
162-43 CDにB面の無く夏果てぬ 野浮 4 ぽっぽ・九鈴ちゃん・Yumi・浮動甘納豆
162-44 天の川探す指先照らす街
162-45 クルシイヨクルシイヨとや法師蝉 了斎 1 ぽっぽ
162-46 身の内の闇閉じ込めし黒ぶだう Yumi 3 早香・野浮・破れ鐘
162-47 秋暑しガンマGPT高し
162-48 新涼や足の運びの速きこと 九鈴ちゃん 1 Yumi

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