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第 178 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成12年4月9日
兼 題:なし
No. 俳          句 作  者 選          者
178-01 扉から扉へ届く花便り
178-02 ほころびて白木蓮となりにけり
178-03 甲子園へ行つたまんまの春休み 野浮 4 たんこ・破庭・早香・こひつじ
178-04 遠くまでゆく花びらもありぬべし ハードエッジ 2 野浮・破れ鐘
178-05 けふ生(あ)れしばかりの蝌蚪を捕へる子
178-06 たんぽぽや御天道様に見守られ こひつじ 3 ハードエッジ・野浮・越冬こあら
178-07 花の下人間であるだけで良い 越冬こあら 3 樽金・破庭・Yumi
178-08 四月馬鹿即ちエイプリルフール
178-09 芝居見に娘誘おか朧月 破れ鐘 3 ハードエッジ・樽金・早香
178-10 春の水眺むる髷の重さかな
178-11 なぜ春の季語かと目刺し焼きにけり こひつじ 2 了斎・破れ鐘
178-12 風車回り終るはひとつ毎 Yumi 5 中ちゃん・了斎・野浮・樽金・越冬こあら
178-13 雪解けて谷間に流れ戻り來ぬ
178-14 少しだけ近付いて来る春の星 野浮 2 了斎・破庭
178-15 裾三分いただき二分の開花かな 中ちゃん 1 ハードエッジ
178-16 花よ花父の背中を見失ふ 破庭 5 ハードエッジ・中ちゃん・野浮・こひつじ・越冬こあら
178-17 窓越しの木蓮何か語りあひ Yumi 1 早香
178-18 白木蓮の空に遍し歓喜かな 破れ鐘 2 たんこ・樽金
178-19 草餅や母にはすまぬことばかり 樽金 8 ハードエッジ・中ちゃん・了斎・野浮・たんこ・破れ鐘・早香・こひつじ
178-20 一日の花を見終えて眠る犬
178-21 春炬燵片付けようと思いつつ
178-22 花の間に貌あるごとき夕かな 了斎 4 たんこ・破れ鐘・早香・Yumi
178-23 長閑さやぶざまに浮ぶ池の亀
178-24 苛立ちを何で紛らそ木の芽時 Yumi 1 越冬こあら
178-25 声の主定まらぬまま花盛り 早香 1 中ちゃん
178-26 春の闇死せる時こそ択びたし
178-27 晩春や丸まっていくたなごころ 越冬こあら 4 たんこ・破庭・こひつじ・Yumi
178-28 早喰ひの癖の治らず花見かな こひつじ 3 中ちゃん・樽金・Yumi
178-29 新緑やブルドーザーが動き出す 中ちゃん 2 了斎・破れ鐘
178-30 ピアニシモ・メゾフォルテ・フォルテ花散りぬ
178-31 桃の坂なだれて高嶺輝けり
178-32 花びらや石の仏の石頭 ハードエッジ 3 こひつじ・越冬こあら・Yumi
178-33 片栗や山一面を染めにけり
178-34 春の風邪ロマンチックにうなされて 破れ鐘 1 破庭
178-35 「自分は?」と問はれ戸惑ふ新入生
178-36 目覚ましの日の出を待つのちゅーりっぷ

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