[QLD句会録棚]
第 188 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成12年9月3日
兼 題:なし
No. 俳          句 作  者 選          者
188-01 花芒しゅるる高速下り線
188-02 秋曇や股より覗く夕の凪
188-03 銅板の透視図法の秋の空 了斎 1 ハードエッジ
188-04 新涼や空っぽで来る昇降機 睦月 7 中ちゃん・たんこ・了斎・野浮・ハードエッジ・早香・越冬こあら
188-05 肩を寄せ君と銀河の果の夢 野浮 1 蒼穹
188-06 坂道の途中の店の新豆腐 越冬こあら 2 中ちゃん・早香
188-07 風吹けり道端までも萩の花 千浩 2 蒼穹・たんこ
188-08 七輪に待ってましたと秋刀魚焼く 早香 2 たんこ・越冬こあら
188-09 風に香を振り撒いている葡萄かな
188-10 さわやかな風頬をなで菊香る
188-11 ジャズを聴く男二人が芒賞ず
188-12 初秋や烏の好む向かひ風 千浩 3 睦月・ハードエッジ・破庭
188-13 汗かいて渇きに気づき目覚める夜
188-14 山芋のお好み焼きを肴とす 中ちゃん 1 越冬こあら
188-15 新米に添へたる母の手紙かな
188-16 秋風やものの終りは軽くなる ハードエッジ 7 蒼穹・睦月・了斎・早香・千浩・越冬こあら・破庭
188-17 文月も猿が蟹獲る石廊崎
188-18 星合の折紙くれし童女かな
188-19 淋しいと口からほろり鰯雲 早香 5 了斎・野浮・ハードエッジ・千浩・破庭
188-20 飛行機を追ひ抜く鴉秋の空 了斎 3 中ちゃん・睦月・千浩
188-21 寺の萩こぼれて夜のデートらし
188-22 秋高しループ続けるプログラム 越冬こあら 1 早香
188-23 情念の充ちサルビアの咲きにけり 野浮 1 越冬こあら
188-24 人づてに聞く消息や蚯蚓鳴く 睦月 2 中ちゃん・野浮
188-25 秋の灯に折紙添へし手紙かな
188-26 バス降りて街の残暑を思い知り たんこ 1 蒼穹
188-27 八朔の茶碗は丸く問い返す 越冬こあら 3 蒼穹・睦月・了斎
188-28 新涼や顔の一番高いとこ 千浩 5 たんこ・了斎・ハードエッジ・早香・破庭
188-29 秋かぜの動物園に→のあまた
188-30 酔芙蓉僕はオトナになりきれぬ
188-31 秋の蚊が砂のつぶてのごとく寄す 野浮 2 たんこ・千浩
188-32 秋すでに飛行機雲の長さかな ハードエッジ 3 野浮・千浩・破庭
188-33 豆球を点けてひとりの夜長床 破庭 3 中ちゃん・睦月・野浮

[第187回]  [第189回]

[本サイトのテキスト・画像等の無断複製使用は禁止]