[QLD句会録棚]
第 199 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成13年2月4日
兼 題:「針供養」、「節分」、「窓」 ※「窓」は無季兼題
No. 俳          句 作  者 選          者
199-01 節分のひょうたん池に豆浮かぶ 亮哉 3 浮動甘納豆・Yumi・ハードエッジ
199-02 ホチキスの針より知らず針供養 竹軒 2 蒼穹・こひつじ
199-03 菜の花や窓のごとくに出島ありて ハードエッジ 1 浮動甘納豆
199-04 雑巾を売る世の中や針供養 こひつじ 1 破庭
199-05 節分の鬼引き受けるやさしさよ
199-06 みな立ちて車窓に寄りぬ春の虹 柚子 3 中ちゃん・早香・子々
199-07 年の豆数ふちゅうちゅうたこかいな 竹軒 2 たんこ・こひつじ
199-08 小さき手に鬼の豆撒き自我目覚め
199-09 節分やわが映る硝子戸を開け
199-10 節分や夜気を纏へるぼんのくぼ 1 野浮
199-11 節分の豆は同じくキティ升
199-12 豆撒きのすぐあと鬼の拾ひけり 蒼穹 2 中ちゃん・竹軒
199-13 腕みがき来たる歳月針供養 中ちゃん 1 子々
199-14 一寸の針の命を針供養 ハードエッジ 2 樂・Yumi
199-15 節分や声変りする少年期 野浮 4 蒼穹・浮動甘納豆・竹軒・破庭
199-16 日足延ぶ窓に残りし子の手形 Yumi 5 樂・たんこ・樽金・子々・破庭
199-17 節分や酒場の梁に鬼の面 中ちゃん 8 樂・野浮・柚子・亮哉・睦月・竹軒・樽金・子々
199-18 裏窓を打つ風すでに春めける
199-19 天窓に鳩のあしうら明日の春 亮哉 6 中ちゃん・柚子・浮動甘納豆・睦月・樽金・ハードエッジ
199-20 木綿より絹を選びて針供養 破庭 1 Yumi
199-21 針供養畳屋さんもするのかな
199-22 三寒の窓白濁すオフィス街 破庭 1 野浮
199-23 絎け台に向かふ人無く針供養 早香 1 野浮
199-24 お針子がほっとしている針供養 たんこ 1 竹軒
199-25 針供養女にはある糸切歯 樽金 4 蒼穹・早香・亮哉・こひつじ
199-26 流行り服の殊勝に拝す針供養
199-27 雪しんしん選挙事務所の窓明り 樽金 1 竹軒
199-28 寒紅を曇る車窓に直しけり こひつじ 3 中ちゃん・野浮・Yumi
199-29 節分やどこまでが鬼誰が鬼 破庭 4 たんこ・睦月・樽金・ハードエッジ
199-30 針供養可燃不燃とものを見る
199-31 節分や豆炒れば鬼出て来さう
199-32 節分の大鬼子鬼眠りけり 樽金 5 蒼穹・たんこ・子々・破庭・ハードエッジ
199-33 針納む記憶の母の掌の厚き
199-34 言ひ負かし窓の寒月見送りぬ
199-35 ミニスカートに囲まるる針供養
199-36 越冬燕見むと車窓に目を集め 子々 1 柚子
199-37 冬オーバー社会の窓を締め忘れ 竹軒 1 たんこ
199-38 押入の古びしミシン針供養 柚子 2 樂・亮哉
199-39 節分をせっぷんと読む我が子かな たんこ 2 中ちゃん・こひつじ
199-40 節分の鬼弱きかな新世紀
199-41 窓を開け猫の恋路の邪魔をする
199-42 戦後すぐ洋裁流行り針供養
199-43 節分の鬼と掃除はわれの役
199-44 気を溜めて立春の窓開けてみぬ 蒼穹 1 浮動甘納豆
199-45 青年のダブルピアスや針供養 子々 4 蒼穹・柚子・亮哉・睦月
199-46 汝が愛でし指の細さや針供養
199-47 掌に年豆山となりにけり 野浮 3 早香・樽金・ハードエッジ
199-48 立春の窓を照らせる朝日かな
199-49 くもる窓拭くもの出ずる雪の湯屋 早香 1 亮哉
199-50 節分の鬼に少しのエール撒く 睦月 1 早香
199-51 荒星や天窓のある子供部屋 浮動甘納豆 7 樂・柚子・早香・睦月・こひつじ・破庭・Yumi

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