[QLD句会録棚]
第 202 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成13年3月18日
兼 題:なし
No. 俳          句 作  者 選          者
202-01 縦列に雲水急ぐ春驟雨 樽金 4 亮哉・柚子・竹軒・越冬こあら
202-02 蜆汁昨夜の酒の不覚かな 樽金 1 蒼穹
202-03 朱を入れし父の墓碑銘草青む 子々 1 こひつじ
202-04 春泥に公的資格申請書
202-05 ほどほどに夫に尽くして目刺し焼く こひつじ 7 中ちゃん・蒼穹・亮哉・睦月・たんこ・竹軒・早香
202-06 傘なくて霙にとまどふ二人連れ
202-07 この吹くを雪解風ともいふさうな 蒼穹 1 ハードエッジ
202-08 たんぽぽや二人は同じ町生まれ 睦月 8 中ちゃん・亮哉・子々・たんこ・樽金・野浮・竹軒・こひつじ
202-09 雪解水汲んで水割り作りけり
202-10 相輪の音鳴り止まず春疾風 柚子 1 子々
202-11 永き日の相撲果てたる午後六時 ハードエッジ 1 越冬こあら
202-12 白日の鳥獣虫魚交るかな
202-13 約束をふたつ取り消し春日傘 越冬こあら 5 亮哉・睦月・樽金・野浮・早香
202-14 いつからか夢を忘れて石鹸玉 こひつじ 6 中ちゃん・蒼穹・柚子・樽金・野浮・ハードエッジ
202-15 蕩尽の覚悟揺らがす黄沙降る
202-16 もともとは元気な街よ春ショール 睦月 3 野浮・竹軒・ハードエッジ
202-17 風花の路地に小型車入りこむ
202-18 ひるがへり北への進路鳥雲に 柚子 1 子々
202-19 遠山に遠山重ね春の雪
202-20 春の宵すなはち金の灯かな
202-21 永き日の雫に揺るる舫ひ綱
202-22 昼月のやうな陽が出て霾晦
202-23 二分三分六・七・八分花の旅 野浮 4 睦月・たんこ・柚子・こひつじ
202-24 水道の蛇口全開水温む こひつじ 1 早香
202-25 花あしびひそひそひそと葉に潜み
202-26 彼逝くは去年のことよたんぽぽ黄
202-27 窓に読むうれしき手紙風光る 樽金 4 子々・たんこ・こひつじ・越冬こあら
202-28 雪吊を解いて天空ひろがれる 蒼穹 4 子々・柚子・竹軒・早香
202-29 春色の靴とショールの銀座かな
202-30 水底に藻の芽吹をる流れかな 子々 1 ハードエッジ
202-31 青ぬたに箸をやすめる夕べかな 竹軒 1 早香
202-32 計画をあれこれ立てる春の宵 野浮 1 越冬こあら
202-33 ちゅーりっぷ並んで咲いたピンク色
202-34 春炬燵仕舞ふかそのままにしておこか
202-35 霾や江戸へ江戸へと直線路 亮哉 1 睦月
202-36 皮下脂肪微妙に増える日永かな 越冬こあら 2 蒼穹・たんこ
202-37 春の夜の漫才の声ラジオより ハードエッジ 3 中ちゃん・亮哉・野浮
202-38 菜の花や蝶々になれる風を待つ
202-39 寒風や昔は老婆も美しき
202-40 二三片おちてやみけり春の雪 竹軒 2 中ちゃん・樽金
202-41 かぎろひや一村山に囲まれし 中ちゃん 1 樽金
202-42 耳掻きに綿毛の房や目借時 野浮 6 蒼穹・睦月・柚子・こひつじ・越冬こあら・ハードエッジ

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