[QLD句会録棚]
第 218 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成13年11月4日
兼 題:なし
No. 俳          句 作  者 選          者
218-01 ほどほどの検査結果や木の実独楽 睦月 2 樽金・柚子
218-02 二人用リフトに一人秋の風 竹軒 4 蒼穹・クリトン・たんこ・子々
218-03 街路灯緩き点滅明恵の忌
218-04 鳥宿す太き欅や後の月
218-05 銀杏を踏みて独りの帰り道 破庭 1 竹軒
218-06 街更けて五円玉ほどなる十三夜
218-07 秋高し風さわやかに吹き抜ける
218-08 球根を植う空青き誕生日 柚子 5 中ちゃん・亮哉・樽金・早香・子々
218-09 雁がねや温泉つかる農夫婦 掃半 2 樽金・早香
218-10 一枚の窓に赤き陽秋暮るる 亮哉 2 クリトン・柚子
218-11 秋深しビル上りゆくビルの影 樽金 5 中ちゃん・亮哉・柚子・野浮・破庭
218-12 猪撃つと聞きつつ山に入りにけり クリトン 1 竹軒
218-13 松茸の篭の金色リボンかな
218-14 自転車の灯火去りゆく十三夜 破庭 2 掃半・竹軒
218-15 落ち葉踏み向かう待ち合わせの場所へ
218-16 とうかえでひらひらひらと風に舞ふ
218-17 サイレンの音去りゆきし小六月 中ちゃん 1 蒼穹
218-18 木枯一番フィリピーナまだ電話中 子々 2 亮哉・睦月
218-19 黄落や同じものをとたのむ癖 蒼穹 6 亮哉・掃半・早香・睦月・野浮・破庭
218-20 ちっちゃい手クッツキ虫と秋あかね クリトン 1 たんこ
218-21 秋の蝶縺れ合ふのも垣づたひ 樽金 1 子々
218-22 ストーブの自動点火の音ひびく 早香 1 たんこ
218-23 古本を小脇に銀杏並木かな 野浮 4 蒼穹・中ちゃん・樽金・柚子
218-24 紅玉を選び試食す戦前派 竹軒 1 掃半
218-25 松手入れ旧家は門の奥深く 掃半 1 竹軒
218-26 長き夜やスピーチのメモ見飽くまで
218-27 武蔵野の柞紅葉や太平記 亮哉 1 早香
218-28 しぐるるや三の宮駅までの距離 中ちゃん 3 亮哉・クリトン・睦月
218-29 不落てふ城の足元寄す紅葉 破庭 2 中ちゃん・野浮
218-30 義父母来て少し饒舌秋深む 柚子 4 睦月・たんこ・子々・破庭
218-31 灯は薄橙の蜜柑なり
218-32 秋うらら妣の席ある披露宴
218-33 秋寒や雨が降るよな降らぬよな たんこ 1 掃半
218-34 デイケアの父も昼餉かしぐれくる 子々 2 掃半・睦月
218-35 わが家にはお囃子ばかり秋祭り
218-36 種採るや色の違ふも混じれども 蒼穹 4 中ちゃん・樽金・クリトン・破庭
218-37 予科練の碑や紅葉の真紅なる
218-38 秋深し平静保つ肝機能 野浮 4 早香・たんこ・子々・破庭
218-39 今日会ひし人に送られ秋の暮 柚子 1 野浮
218-40 馬鈴薯は美瑛の土の匂いかな 掃半 4 蒼穹・クリトン・柚子・野浮
218-41 菜園を終へたる庭や小鳥来る 野浮 1 竹軒
218-42 画展出づ傘に貼り付く濡れ落葉 中ちゃん 1 蒼穹

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